1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

「多様性あることがイケてる時代を創る」テクノロジーでIT業界のジェンダーギャップ解消を。女性エンジニア向け転職サービスとは?

マイナビニュース / 2024年5月31日 6時30分

画像提供:マイナビニュース

2023年、世界経済フォーラムが発表した日本のジェンダーギャップ指数の順位は146カ国中125位。経済分野におけるその主な要因は、女性管理職割合の低さや男女間の所得格差だとされている。中でも、IT業界の女性管理職比率は7.6%(※1)と日本全体の12.7%(※2)と比較しても深刻な状況だ(2022年度)。

2022年に創業されたbgrassは、そんなIT業界のジェンダーギャップをテクノロジーによって解消することを目指している。同社は、女性ITエンジニア向け転職サービス「WAKE Career(ウエイクキャリア)」(旧Waveleap)を運営。今回は同サービスをはじめ、その背景にある想いを代表取締役であり自身もエンジニアとして活躍してきた、だむは氏(本名:咸多栄氏)に聞いた。
女性エンジニア増加中! そのワケとは?

実はエンジニアって女性も働きやすい職業なんです――。

意外な言葉だった。エンジニアといえば、IT業界の3K(きつい・帰れない・給料が安い)と言われ、男性イメージが強かった。だが、近年そのイメージは薄れつつあるそうで、女性が働きやすい理由をだむは氏は次のように語った。

「悲しいですが、日本では未だ家事育児が女性に偏ってしまっています。その状況下では、女性にとって柔軟な働き方ができるリモートワークは重要になってきます。そのリモートワークが、コロナ禍を経てより一層IT業界では普及しました。また、男性と女性の賃金格差が少ないのに加え、一度技術を身に着けてしまいさえすれば、キャリアが止まったとしても戻りやすいのです」

およそこの10年で女性エンジニアは10%以上増加(※3)、転職は6倍以上に伸長した(※4)。
企業も女性エンジニアを求めている

一方、企業側も女性エンジニアを求めているという。

その理由として挙げられるのは、労働不足の問題だ。男性が8割を超えるIT業界においてエンジニア不足は喫緊の課題。このままの現状でいくと2030年には80万人不足するとの見立てもあり(※5)、企業や業界の発展を支える上で女性は貴重な労働力だ。

また、チームの多様性という面から見ると、チームや経営層が多様な場合、イノベーションが起きやすいこと(※6)や新製品開発につながりやすいこと(※7)などがデータからもわかっている。チームが成果を上げ、創造性を高めるために女性比率向上は欠かせないという。

そのほかにもアマゾンのAI採用ツールを例に挙げ、多様性を活かしたプロダクトづくりの重要性を説明する。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください