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Excelをノーコードで自動化しよう! パワークエリの教科書 第4回 自動出力された「テーブル」の使い方と構造化参照

マイナビニュース / 2024年6月3日 11時0分

画像提供:マイナビニュース

パワークエリにより自動出力されたデータ表は「テーブル」として書式設定されている。よって、テーブルの上手な活用方法を研究しておく必要がある。ということで、今回はテーブルの使い方と構造化参照について説明していこう。まだテーブルを使った経験がない方は、この機会に“テーブルの基本”を学んでおくとよいだろう。
テーブルとして書式設定

パワークエリにより自動出力されたデータ表は、「通常の表」ではなく、「テーブル」として書式設定されている。このため、テーブルの扱い方を学んでおく必要がある。あわせて、数式や関数で「構造化参照」を使用する方法も覚えておこう。

テーブルはExcelに用意されている機能の一つで、データを効率よく分析・管理するための表形式となる。これは「パワークエリを使用したとき」に限った話ではなく、「普通に作成した表」にも関連する話だ。

簡単な例を紹介しておこう。以下の図は、普通にデータを手入力して作成した表だ。このデータ表を「テーブル」に変換してみよう。表内にあるセルを1つだけ選択する。

続いて、「ホーム」タブにある「テーブルとして書式設定」をクリックし、好きなデザインを選択する。

テーブルに変換する範囲を指定する画面が表示されるので、必要に応じてセル範囲を修正してから「OK」ボタンをクリックする。

指定したセル範囲が「テーブル」に変換され、先ほど選択したデザインが適用される。また、各列の先頭行には「フィルター」ボタンが配置される。

テーブルは“表の見た目”を変更するだけの機能ではなく、データの扱い方にも影響を与える書式となる。表をテーブルに変換すると、各列の先頭行は「見出し」(ヘッダー)、以降に続く行は「各列のデータ」として扱われるようになる。
テーブルのデザインを変更するには?

話をパワークエリに戻して解説を続けていこう。パワークエリにより自動出力されたデータ表は、はじめから「テーブル」として書式設定されている。このため、以下の図に示したようなデザインでデータ表が表示される。もちろん、表内にあるセルを選択して、「テーブル デザイン」タブを使用することも可能だ。

テーブルのデザインを「別のデザイン」に変更したいときは、「ホーム」タブにある「テーブルとして書式設定」を操作するか、もしくは「テーブル デザイン」タブにある「テーブル スタイル」でデザインを指定しなおせばよい。これで、テーブルの見た目を自由に変更できる。

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