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「REDMAGIC 9 Pro」レビュー、純粋なゲーミングスマホを今求めるなら“買い”

マイナビニュース / 2024年6月5日 21時45分

最近は中国メーカーを中心にスマートフォンの充電性能が進化していますが、80Wなどの極端な急速充電を行う場合、発熱で効率が低下してしまうことも夏場は特にありがちです。REDMAGIC 9 PROはゲーム中だけでなく急速充電を行う際にも冷却ファンが働くため、効率を落とさず理論値に近いタイムで充電できるうえ、充電中に通知確認などのために操作することがあっても特段熱くはありませんでした。

ファン音の大きさは一般的なノートPC程度。充電中のファン使用は設定で止めることもできるので、寝ている間に充電する方などは充電速度が多少落ちても静かに充電してもらうという選択肢もありでしょう。また、「通話中はノイズが入らないようにファンを切る」といった設定も可能です。

ゲームモードはさすがの充実ぶり。ゲームアプリ起動中であればスワイプ操作でいつでも呼び出せるメニューから、電話の着信や通知を遮断したり、小窓でブラウザを開いて攻略情報を調べたり、見どころを逃さず画面録画をすぐに開始したりできます。きめ細かな設定メニューが用意されており、CPU/GPUを最大クロックに固定する「ディアブロモード」をはじめとしたパフォーマンス設定はもちろん、バッテリーに負荷をかけずにUSB経由の電源供給で駆動する「充電分離」、DP Altモードでの映像出力中に本体をコントローラー代わりにする「仮想ジョイスティック」など、プレイスタイルに応じて柔軟な運用が可能です。

フラットなボディ形状を優先したカメラは、性能は控えめかと思いきや、メインには1/1.57型のサムスン製センサーと光学式手ブレ補正を採用、メイン・超広角ともに5,000万画素と悪くないスペック。画像処理も通常のNubiaスマートフォンでは評価されているところですし、フラッグシップモデルには敵わないにしても、十分見栄えの良い写真が撮れると感じました。

純粋な「ゲーミングスマホ」は減少傾向にある

数年前、eスポーツブームが波及する形で、通常のハイエンドスマートフォンとは異なる設計思想でゲームに特化した「ゲーミングスマホ」というジャンルがにわかに盛り上がった時期がありました。

2024年現在は少し落ち着き、日本市場で正規販売されている機種で明確にゲーミングスマートフォンとして売られているのは、nubia(ZTE)のREDMAGICシリーズとASUSのROG Phoneシリーズに絞られます。どちらも初代モデルの登場は2018年で、長きに渡ってゲーム特化のスマートフォンに求められる要素を磨き上げてきたブランドです。

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