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kintoneでゼロから始めるノーコード開発 第1回 「kintone(キントーン)」とは? 概要と「無料お試し」登録方法を知る

マイナビニュース / 2024年6月14日 11時0分

さらに、金額(単価×数量)や消費税、合計などを自動計算する「数式」や「関数」を指定することも可能となっている。

この計算機能は、勤務時間の計算などにも活用できる。条件に応じて処理を分岐させるIF関数も用意されているため、残業時間や深夜手当などを自動計算する、といった用途にも対応できるだろう。以下の図は、アルバイトの勤怠管理を行うアプリを作成した例だ。このように、アプリをタイムカードの代わりに活用していくことも不可能ではない。

ほかにも、kintoneには数多くの機能が用意されている。以下の図は、アプリに登録されているデータをもとに「グラフ」を作成した例だ。「受注日」の月別に「売上金額」を自動集計してグラフを作成するなど、アプリに登録されているデータをもとにグラフを描画することもできる。

「出張費の申請」や「物品購入の稟議」など、複数の人が関わるワークフローを円滑に進める「プロセス管理」という機能も用意されている。この機能を使うと、【自分】→【上司】→【経理部】のように、指定した順番に書類(データ)を引き継きながら、承認/却下/受諾などの工程を進められるようになる。

kintoneはクラウドサービスなので、「相手が席を外している」「自宅で勤務している」「今は忙しそうだから……」といった状況を気にする必要はない。複数の人が関わる業務であっても、滞りなく進められるようになるはずだ。

先ほど紹介した受注伝票のアプリに「プロセス管理」を設定して、【自分】→【上司】→【倉庫の管理者】と伝票(データ)を自動的に引き継いていくことも可能だ。うまく機能すれば、取引先でデータを入力した直後に出荷作業を始められるかもしれない。いちいち会社に戻って伝票を作成したり、報告したりする必要はない。

そのほか、各データに画像やWordなどのファイルを追加できる「添付ファイル」、既存データをもとに別アプリに新規データを作成できる「アクション機能」、各ユーザーが操作権限を制限する「アクセス権の設定」など、kintoneには数多くの機能が用意されている。詳しく紹介していくとキリがないので、気になる方はkintoneの公式サイトを参照してみるとよいだろう。

なお、一般的によく使用されるアプリの場合、その雛形を「kintoneアプリストア」から入手することも可能となっている。ここには業務別や業種別に分類して、数多くのサンプルアプリが配布されている。これらをベースにして、自社向けにアプリをカスタマイズしていってもよい。「ストア」と名付けられているが、ここで配布されているアプリは基本的に無料で使用することが可能だ。

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