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パスポートのいらない英国!? 福島の「ブリティッシュヒルズ」でプチ留学を体験

マイナビニュース / 2024年6月15日 11時30分

サイドに設けられたレセプションカウンターで、宿泊客はチェックインを行うのだが、もちろんこちらも英語で案内される。ちなみに日本語でのコミュニケーションも可能なので、英語での会話に自信がない人も安心してほしい。
中世にタイムスリップ!? 英国貴族の建物を巡るガイドツアー

チェックイン後に、まずはマナーハウス内を巡る名物のアクティビティ「マナーハウスツアー」に参加した。

所要時間は約40分、ビジター利用は大人600円、小学生までの子どもは300円になるが、宿泊客は無料で参加可能。このマナーハウスツアーも日本語と英語バージョンがあるので、英語力を試したい方はぜひ英語の回に参加してみてほしい。

まずはエントランスホールの説明からスタート。ステンドグラスをあしらった大階段、カラフルな天井、布を織ったかのようなリネンフォールドの壁面など、細部まで技巧がこらされていることがわかる。

2階へとのぼると、16世紀に制作されたエリザベス朝の刺しゅう作品の傑作『ブラッドフォード・テーブル・カーペット』を再現した作品が鎮座する。

木彫りのレリーフの壁面やペルシャ絨毯(じゅうたん)、ウェディングケーキと呼ばれる天井がきらびやかな空間は、アッパーホールと呼ばれるエリアで、重要な賓客をここで迎えていたそうだ。

奥に進むと館主夫人の居室であり、寝室をイメージした「クイーンズルーム」がある。中国の陶器や漆塗りなどアジアの調度品も多く用いられ、ヴィクトリア朝の英国を感じさせる。

隣接する「キングスルーム」は館主の居室兼寝室をイメージしており、当時はゲストを招いたり、仕事や食事をしたりと多目的に使われていたそうだ。特に商談が行われることも多かったらしく、執務テーブルの引き出しには、向かい合う二人が物品を受け渡しできる仕掛けがある。

これは賄賂の受け渡しに用いられた細工のようで、英語で賄賂を渡すことを意味する「Under the table」の表現もここからきているそうだ。ちなみに2部屋とも宿泊可能だが、料金は応相談とのことなので気になる方は問い合わせてみてほしい。

アッパーホールの横には「ライブラリー」もある。17世紀後半頃、貴族たちの間では文化度を競うようになり、専門の司書を雇い、書籍を選定させ、保管するライブラリーが設けられるようになった。そのライブラリーを含めマナーハウスでは、19世紀の書物を中心に約1,600点の書籍をそろえる。

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