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「午後の紅茶」が6年ぶりにリニューアル - スリランカの紅茶葉へのこだわりを紹介

マイナビニュース / 2024年6月10日 13時22分

「興味深いことに、ほぼ同じ時期の1862年、福沢諭吉が日本からヨーロッパへ向かう途中と、帰国時にスリランカを二度訪問している」との豆知識を披露。「現在、スリランカから日本への主要輸出品目である紅茶は、両国の友好関係をさらに豊かにしてくれている」と続け、ペレーラ氏自身、1月1日に発生した地震の被災地である能登半島を三度訪問し、被災者を励ますために、スリランカの紅茶とともにスリランカカレーをふるまったというエピソードを明かした。

セイロンティーは、土壌、日光、降雨量、標高差、そして東と西からのモンスーンの風がもたらす独特の気候条件によって、比類なき香りと味を生み出す。「高い抗酸化作用から認知機能向上効果まで、セイロンティーは健康と幸福感を高めるために最適な選択」だというペレーラ氏は、スリランカの「高原列車」についても言及し、「曲がりくねった路線をゆっくりと登る列車の車窓からは、緑あふれる茶畑、絵画のような丘陵地帯、そして雄大な森林が広がり、息を飲むような絶景が次々と現れます」とアピールした。
○●「午後の紅茶」のブランド戦略

「『午後の紅茶』にはスリランカ産の茶葉が欠かせない」と話すのは、キリンビバレッジ マーケティング部 午後の紅茶 シニアブランドマネージャーの原英嗣氏。1986年の発売以降、一貫してスリランカの紅茶葉が一部使用されていることから、この紅茶葉の品質を高め、持続的に調達できるような環境を維持するために、レインフォレスト・アライアンス認証取得に向けた取り組みに加え、2007年にはキリンライブラリーを立ち上げ、農園の中にある学校に対して、図書を寄贈する活動も行われている。

「午後の紅茶」は、「日本に紅茶文化を創造し社会とお客さまの毎日を豊かにする」というブランドビジョンを掲げており、「紅茶を飲む価値、紅茶自体の価値をお客様に感じていただくことによって、日本でも紅茶が日常的に選ばれるような文化を作っていきたい」という原氏。コロナ禍を経て、楽しかった感情が下がり、ポジティブな感情がなかなか戻らない「お客様のマインド」に対して、「身近な紅茶で何かできることがあるのではないか」との想いを明かし、少しでも心も身体も豊かで良い生活を過ごしたいというマインドが上がってきている現状に対して、「そういったお客様の変化を捉えながら。紅茶を浸透させていきたい」と展望を示した。

紅茶の持つ可能性として、紅茶には上質感、香りの豊かさに加え、ホットでもコールドでも、ミルクを入れてもおいしいといった多様性も魅力のひとつだと指摘。紅茶ポリフェノールの健康価値も含め、そういった魅力があるからこそ、年代、季節、シーンを問わず、常に消費者に寄り添える存在である一方で、紅茶を普段飲まない人にとっては、「(他のカテゴリーと比べて)紅茶を飲むシーンがわからない」、また一部の人にとっては「ジュースの選択肢のひとつ」になっているなど、現状とのギャップを指摘。「よりお客様が紅茶を飲みたくなるようなシーンを作り出し、紅茶本来の上質な体験で、『紅茶っておいしい!』という経験をひとつでも多く作っていく」という必要性を示した。

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