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日本ではAIはどのように活用されているのか? インテルとIDCが共同調査結果を公表

マイナビニュース / 2024年6月11日 16時30分

コンピュータ上でのAI処理としては現在、CPU、GPU、そしてNPUなどのAIアクセラレータといった大きく3種類の方法がある。Intelとしては、CPUとしては、NPUを搭載したCore Ultra(開発コード名:Meteor Lake)を搭載したノートPCが2023年12月より登場しているほか、ディスクリートGPU、そしてAIアクセラレータ「Gaudiシリーズ」と幅広い製品ラインナップを取り揃え、ユーザーニーズに全方位で対応しようとしている。

中でもGaudi 3は64個のTensorプロセッサ・コア(第5世代)と8つの行列演算エンジン、HBMの128GB対応のほか、ボトルネックとなりがちなネットワーク周りについても200Gbpsイーサネットを24ポートサポートするなど前世代のGaudi 2と比べて機能拡充が行われており、開発環境としても専用ソフトウェアスイートを活用することで、少ないコードでAI活用を可能としているとする。

エッジでの活用を意識した製品群

学習とは対極にある推論処理は、エッジでも活用されることが高く、高い電力効率が求められることとなる。この課題に対して同社ではGaudi 3のほか、次世代Xeonとなる「Xeon 6」の高効率コア(Eコア)を採用した「Sierra Forest」(開発コード名)の活用も想定している。すでに、そうした高効率なEコアを採用した「Intel Xeon 6 processors with Efficient-cores 6700E Series(Xeon 6 6700E)」は発表済みとなっている。ちなみにXeon 6には高性能コア(Pコア)を採用した「Granite Rapids」((開発コード名)も別系統として用意されており、こちらについては2024年後半に正式発表される予定だという。

Gaudi 3、Xeon 6よりもさらにエッジ側、パーソナルデバイスとしてユーザーに近いところでの推論処理に向けて同社ではAI PCカテゴリを提唱し、CPU、GPU、NPUを組み合わせたCore Ultraを投入した。すでに第1世代のCore Ultraは2024年6月頭時点までで800万台を出荷済み、2024年末までに4000万台が出荷される見通しだという。

さらに、2024年第3四半期には次世代AI PC向けプロセッサ「Lunar Lake」(開発コード名)も出荷を開始する予定のほか、2024年第4四半期にはデスクトップにも対応する「Arrow Lake」(開発コード名)も出荷を開始する予定としている。Lunar LakeはMeteor Lakeと比べNPU性能を4倍向上させ、CPU 、GPU、NPU合計で120TOPSを低消費電力で提供するプロセッサとしており、すでに20社以上のメーカーから80機種以上のノートPCが発売される予定だという。

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