投資初心者が知りたい「投資信託の買い方」- まず何をすればいい? 運用の注意点は?【FPが解説】
マイナビニュース / 2024年6月17日 13時27分
まずは、どの金融機関で投資信託を運用するのか決めましょう。投資信託は、証券会社だけでなく銀行や信用金庫・信用組合、郵便局、農協など多くの金融機関で購入可能です。
また、金融機関の窓口のほか、ネット証券で買うという選択肢もあります。店舗窓口では、個別の担当者がついて推奨する銘柄を教えてくれたり、運用に関するアドバイスをしてくれたりします。一方、ネット証券は、パソコンやスマートフォンなどからいつでも自由に購入できますし、手数料が安いというメリットもあります。
初心者の場合、店舗窓口で直接アドバイスを受けながら購入することが安心かもしれませんが、ご自身に合った方法を選択しましょう。
2.「特定口座」か「一般口座」か
また、運用する口座の種類も把握し、決めておくといいでしょう。口座の種類には「特定口座」と「一般口座」があり、「特定口座」はさらに”源泉徴収あり”と”源泉徴収なし”に分かれます。特定口座(源泉徴収あり)は、金融機関が運用益にかかる税金を計算し、天引きしてくれるため、自分で確定申告を行う必要はありません。
一方、特定口座(源泉徴収なし)や一般口座は、原則として確定申告が必要です。特定口座(源泉徴収あり)で口座を開設すれば、確定申告の手間が省けるため、初心者の方にはおすすめです。
3.どのような運用方針にするか
次に、どのような運用方針で投資信託を運用するのか決めましょう。値上がり益を積極的に求めるなら株式の割合が大きい投資信託、長期で安定した運用がしたいなら債券の割合が大きい投資信託を選ぶのがポイントです。
ただし、投資においては、リスクとリターンは表裏一体の関係にあります。リスクが高い商品は大きなリターンが期待できる一方、大きな損失を出す可能性もあることを理解しておきましょう。
4.「一括投資」か「積立投資」か
このほか、投資信託の「購入手法」も考えておきましょう。投資信託の購入手法には、「一括投資」と「積立投資」の2つがあります。一括投資は、まとまった金額を一度に投資する方法です。一方、積立投資は、「毎月〇〇円」といった一定の金額を定期的なタイミングで積み立てていく方法です。
どちらの購入手法がいいのか迷うかもしれませんが、積立投資は毎月自動で買付が行われるため手間がかかりませんし、購入のタイミングを分散させることで、リスクの軽減が期待できます。また、まとまった資金がなくても投資が始められるメリットもあります。
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