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大河原克行のNewsInsight 第299回 テレビやスマホの転換、カメラの新地平、生まれ変わったソニーのエレクトロニクス

マイナビニュース / 2024年6月16日 16時56分

スポーツ事業は、2026年度までの年平均売上成長率で17%増と大幅な成長を見込んでいるが、「パートナーとの戦略的提携が見込まれており、すべての数字を示すことができていない。パートナーシップの全体像がわかり次第、示したい」と述べた。

ビジュアルソリューション事業においては、リアルタイムでのレンダリング技術と、ボルメトリックキャプチャーによる空間再現技術を活用し、リアルとバーチャルが融合した映像制作を進化させていく。

バーチャルプロダクションのクリエイションテクノロジーをコアに、音響技術や空間コンテンツ制作といったテクノロジーやサービスを組み合わせ、クリエイターと新たな映像クリエイションを共創し、事業成長を加速させる。また、ソニーPCLによるコンテンツ制作やサービスをさらに強化し、映画、ドラマ、ミュージックビデオ、CMの制作力を増強。リアルタイムソリューションなどの新たなコンテンツエンタテインメント市場を開拓していくという。さらに、クリエイションの進化に向けて、トータルワークフローソリューションシステムを提供するサービスも用意する。

ビジュアルソリューション事業は、2026年度までの年平均売上成長率で20%増を見込んでいる。

ライフサイエンス事業は、世界最高レベルの解析能力を持つフローサイトメーターをベースに、顧客層の拡大を目指すほか、膨大なデータ解析を容易にするクラウドソリューションを提供することで、癌や免疫といった複雑なメカニズムの解明に貢献。食品やエネルギー分野での社会課題解決に向けた研究用途にも広げていくという。2026年度までの年平均売上成長率は25%増を見込んでいる。

ネットワークサービス事業では、NUROの累計会員数が、2024年3月末に150万件を突破。会員数は年平均成長率で20%超を目指す。会員基盤の強化に加えて、10G化の推進や付帯サービスの拡充により、ARPUを向上させる。また、パートナー連携を多角的に進め、新たなサービス領域での成長を加速させるという。2026年度までの年平均売上成長率で10%増を見込んでいる。

先端テクノロジーを活かし新たな事業機会を

一方で、事業機会創出にも取り組む。ここでは、インキュベーション、共創、研究開発の3点をあげる。

インキュベーションでは、空間コンテンツ制作ソリューションなどのリアルタイムクリエーションテクノロジーを強みとする新規事業を創出。その第1弾となった2024年1月の発表では、シーメンスとの協業により、工業デザイン分野での利用を進めることを明らかにしている。

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