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Excelをノーコードで自動化しよう! パワークエリの教科書 第6回 自動処理のプロセスとは? 「ステップの操作」を解説

マイナビニュース / 2024年6月17日 11時0分

画像提供:マイナビニュース

「Power Query エディター」で指定した処理手順は、それぞれの工程が「ステップ」として記録される仕組みになっている。このため、「データ表がどのように加工されていくのか?」をステップ単位で逐次、確認することが可能である。今回は「ステップの操作」について詳しく解説していこう。
ステップの確認

パワークエリを上手に活用していくには、「ステップ」の考え方や操作方法についても学んでおく必要がある。今回は、ステップの操作について詳しく解説していこう。

今回も、フォルダー内にあるExcelファイルを「1つのデータ表」に結合するクエリ(自動処理)を例に解説を進めていこう。これまでの連載では、以下の手順で自動処理を行うクエリを作成した。

<処理手順>
1. 「4月の売上」フォルダー内にあるファイルを結合してデータ表を作成する
2. 結合したデータ表から「合計の行」を削除する
3. 取得元のファイル名をもとに「日付」のデータを作成する
4. 加工したデータ表をExcelに出力する

この処理手順が「どのようにクエリに記録されているか?」を確認してみよう。なお、「4月の売上」フォルダーには3日分(4月1日~4月3日)のExcelファイルが保存されているものとして話を進めていく。

パワークエリで4月の売上データを結合したExcelファイルを開き、「データ」タブにある「クエリと接続」をクリックする。

「クエリと接続」ウィンドウが表示されるので、「4月の売上」のクエリをダブルクリックする。

「Power Query エディター」が起動する。今回は、画面右側に表示されている「適用したステップ」の領域に注目していこう。

画面を少しでも広く使えるように、左側にある「クエリの一覧」を一時的に非表示にする。「クエリの一覧」の表示/非表示を切り替えるときは、以下の図に示したアイコンをクリックすればよい。

それでは、ステップの考え方について詳しく説明していこう。まずは、一番上に表示されている「ソース」のステップを選択する。すると、データ表の表示(プレビュー)が以下の図のように変化する。

これが自動処理を開始した直後の状態となる。今回の例では「4月の売上」フォルダーからデータを取得するため、最初に「4月の売上」フォルダーをチェックする工程が行われる。その結果、「3つのExcelファイルが取得された」ということを上図は示している。

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