この秋、Apple Watchは一層“ユーザー思い”に進化する! 「watchOS 11」新機能まとめ
マイナビニュース / 2024年6月19日 6時0分
アップルが先日の世界開発者会議「WWDC24」で発表した注目の話題は、AIを活用したApple Intelligenceだけではありません。Apple Watchユーザーにきっと役立つ、watchOS 11のユーザー思いな便利機能をピックアップします。
機械学習パワーで「映える写真」の文字盤が登場
毎年、WWDCのタイミングで、Apple Watchの新しい文字盤が発表されます。今年はその種類が少なめでしたが、「写真」の文字盤が機械学習のパワーで大きく変わりそうです。
ペアリングしたiPhoneの「写真」アプリに保存した人物のポートレート、ペット、自然や都市の風景など映える写真を、watchOSが文字盤の壁紙画像として提案してくれます。
新しい独自の機械学習アルゴリズムは、人物の写真をピックアップする時は目をつぶっていたり、くしゃみをしているような写真を自動的に取り除いてくれます。もっとも、ヘンな顔の写真をあえてiPhoneに残していれば、の話ですが。風景や人物以外の被写体も、ウォッチの画面に表示する際には、構図を自動的に美しく整えてくれます。
写真の文字盤は、ユーザーが手首を上げたり画面をタップすると、自動的に次の写真に表示を切り替えてくれます。その際に都度、新しい写真の文字盤は「時刻を表示」の位置も構図に合わせて最適化します。人物やペットの顔など、メインの被写体に被らないよう、時刻表示の位置を上下左右の位置にダイナミックに切り替えてくれるわけです。
時刻表示のフォントやスクリプトのスタイルは、文字盤の設定から自由に選べます。写真をモノクロ表示にしたり、モノトーンの色を重ねてスタイリッシュに飾ることもできます。カスタム作成した写真の文字盤が気に入ったら、Apple Watchの画面長押しから編集モードに入って「共有」もできます。
ウォッチのウィジェットが種類豊富に、より賢くなる
watchOS 10から新しく加わったウィジェット機能の「スマートスタック」が賢くなります。
ユーザーが「自分のウィジェット」として常設できるウィジェットの数は、大小合わせて11件までの上限があります。watchOS 11からは、常設していないウィジェットも、ユーザーが必要な情報をタイムリーに見られるように自動で提案してくれます。
例えば、自宅の玄関に設置したスマートロックが「ロックのかけ忘れ」を検知したら、「ホーム」アプリを介してスマートスタックのウィジェットが表示されます。iOSの一部アプリが対応する「ライブアクティビティ」も、watchOSのスマートスタックとしてウォッチの画面から確認できるようになります。
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