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「Dell XPS 16」レビュー、かなり強力になったIntel Core Ultra統合GPUで汎用性がさらに向上したリッチな一台

マイナビニュース / 2024年6月23日 8時0分

キーボードは今主流の隣接するキートップに隙間を設けたアイソレーションレイアウトではなく、フラットなキートップをタイルのようにびっしりと敷き詰めた「ゼロラティスキーボード」だ。遠目にはモールドを施した一枚のパネルのように見える。

キーが敷き詰められてはいるものの、キートップサイズが十分に(実測で19ミリ×18.5mm)あるので、隣のキーを押し間違えるストレスは全くない。キーストロークは実測で約1mmで数値としては“浅い”が、押し下げにかかる力は軽くもなく重くもなくちょうどいい塩梅。「スッ」と入っていく。タイプ音もいたって静かで快適だ。

タッチパッドもシンプルを貫いている。パームレストにはタッチバッドの領域が何も示されていない。ユーザーは「ここらへんかな?」という自らの勘を信じてタップしたりスワイプしたりすることになる。だいたいにおいてタッチパッドの領域を捉えているが、それでも長距離を操作することになるドラッグ操作はなかなか慣れることができなかった。

キーボードの特徴の1つとして、タッチセンサー方式のファンクションキーがある。ファンクションキーはキーではなくキーボートの上側にアイコンでセンサーのある場所が記されている。そこをタップすると表示されているファンクションが有効になる。

表示は2パターン用意していて、escキーをタップして表示を切り替える。なので使い勝手は通常のファンクションキーと同様で、過去のMacBookのようにプログラマブルに表示を切り替えることはできない。

“先を見据えた”ワイヤレスインタフェース

16.3型ディスプレイを搭載したなりに大きいノートPCだが、本体に搭載するインタフェースの数は限られている。それこそ、13.3型ディスプレイ搭載のXPS 13と変わらない。左右側面に合わせて3基のThunderbolt 4 Gen 2 Type-Cを備える他はヘッドホンマイクコンボ端子とmicroSDスロットのみだ。

ちなみに、グラフィックスにGeForce RTX 4070 Laptopを組み込んだ場合、Thunderbolt 4 Gen 2 Type-Cは2基に減り、1基はUSB 3.2 Gen 2 Type-Cに変わる。

とはいえ、USBに接続するデバイスとしてType-Aを用いるUSBメモリは依然として利用機会は多いし、外部ディスプレイの接続インタフェースとしてHDMIを利用する機会は増えている。XPS 16は本体に大画面ディスプレイを備えているものの、作業効率を上げるためにマルチディスプレイ環境にしたいユーザーも少なくないだろう。

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