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「Dell XPS 16」レビュー、かなり強力になったIntel Core Ultra統合GPUで汎用性がさらに向上したリッチな一台

マイナビニュース / 2024年6月23日 8時0分

Core Ultraには、Core Ultraへの世代更新に合わせて開発された統合グラフィックスコアの「Intel ARC Graphics」が組み込まれているが、XPS 16のシステム構成ではディスクリートのGPUとしてGeForce RTX 40シリーズを選択できる。評価用機材ではGeForce RTX 4050 Laptopを搭載していた。

なお、評価機材においてCPUとGPU以外で実装された処理能力に影響するシステム構成を見ていくと、システムメモリはLPDDR5X-6400を16GB搭載。ストレージは512GB SSD(PCIe 4.0対応)だ。

Core Ultra 7 プロセッサー 155HとGeForce RTX 4050 Laptopを搭載したXPS 16の処理能力を検証するため、ベンチマークテストを実施した。まずは“基本的な体力測定”としてベンチマークテストのPCMark 10、CINEBENCH R23、CrystalDiskMark 8.0.4 x64を用いて測定した。

なお、ゲームタイトルを用いたベンチマークテストの設定は原則プリセットで用意している高負荷設定を選択しているが、NVIDIAやAMDによるソフトウェアアクセラレータ機能は無効にしている。

なお、比較対象としてCPUにCore i7-1360Pを搭載し、ディスプレイ解像度が1,920×1,080ドット、システムメモリがLPDDR5-4800 16GB、ストレージがSSD 512GB(PCI Express 3.0 x4接続)のノートPCで測定したスコアを併記する。(ただし比較するのはゲームタイトルベンチマークテスト以外)。

第13世代のCore i7 TDP28Wモデルを搭載した比較対象ノートPCと比べ、Core Ultraプロセッサーを採用したXPS 16がほぼ上回る結果となった。なお、ストレージの転送レートを測定するCrystalDiskMarkに関しては比較対象ノートPCのスコアが上回っているが、これは比較対象で搭載するSSDがサムスン電子ラインアップの上位モデルということがインタフェース規格より大きく影響しているためといえる。

そのGeForce RTX 4050 Laptopは、スペックだけを見るとGeForce RTX 40ラインアップの中で微妙な立ち位置に見えるが、コストパフォーマンスの良さを評価する声も少なくない。今回測定したゲームタイトルのベンチマークテストでも(最新とは言えないながらも)負荷がそれなりに高い設定(ただ解像度は1920×1200ドットになってしまうが)でも実用的なスコアを出してくれる。そういう意味では描画クオリティを求めたいPCゲームもそつなくこなしてくれるといっていいだろう。
汎用ノートというならここまでしないと使えない

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