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「Dell XPS 16」レビュー、かなり強力になったIntel Core Ultra統合GPUで汎用性がさらに向上したリッチな一台

マイナビニュース / 2024年6月23日 8時0分

その他無線接続としては、IEEE802.11ax(Wi-Fi 6E)とBluetooth 5.4が利用できる。なお、無線コントローラとして搭載する「Intel Killer Wi-Fi 7 BE1750」は2024年12月に策定される予定のIEEE 802.11be(Wi-Fi 7)に対応するとIntelは説明している。最大通信速度(理論値)は46Gbps、帯域幅では320MHzをカバーするという。

XPS16には、ポケットサイズの外部インタフェースボックスを標準で用意している。備えているインタフェースはUSB Type-AとHDMIが1基ずつで、必要最小限を備えている。手のひらに収まるサイズなので持ち運びには何ら問題はない。強いて言えば、小さすぎてカバンの中やそれこそポケットの中で雑に扱っていると存在感を見失ってしまうことだろうか。
ハイエンドな汎用ノートだからこその処理能力

XPS 16は多様なシステム構成を用意している。その選択の幅はCPUから、グラフィクス、システムメモリ容量、ストレージ容量、ディスプレイキーボードが選択できる。CPUは、「Core Ultra 9 プロセッサー 185H」と「Core Ultra 7 プロセッサー 155H」から選択可能。

GPUはCPU統合のIntel Arc Graphicsから、ディスクリートのGeForce RTX 4050(グラフィックメモリはGDDR6 6GB)、GeForce RTX 4060(GDDR6 8GB)、GeForce RTX 4070(GDDR6 8GB)から選べる。

ディスプレイは2種類の構成を用意している。画面サイズは変わらないものの、一方は解像度が3,840×2,400ドットの有機ELパネルでタッチ操作に対応。もう一方は解像度が1,920×1,200ドットの液晶パネルで、垂直同期クロックが120Hzとその方向性はだいぶ異なる。

CPUにCore Ultra 9 185Hを選択すると、グラフィックコアでGeForce RTX 4060またはGeForce RTX 4070の選択が必須となり、システムメモリ容量は32GB以上となる。なお、ストレージ容量とディスプレイ構成は他の構成に関係なく選択可能だ。

評価機材はCore Ultra 7 155Hを搭載していた。TDP(Processor Base Power)は28W、処理能力優先のPerformance-cores(Pコア)を6基、省電力を重視したEfficient-cores(Eコア)を8基組み込んでいる他、低消費電力 Efficient-core(LPEコア)を2基備えている。Pコアはハイパースレッディングに対応しているので、CPU全体としては16コア22スレッドだ。

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