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『せっかくグルメ』『いくらかわかる金?』平野亮一氏が意識する“人”の面白さ 「明石家さんまを笑わせる」中で学んだ原点

マイナビニュース / 2024年6月29日 12時0分

○「視聴率とれるから、これをやろう」では通用しない時代に

――キャリアを重ねてきた中で、テレビをめぐる環境の変化を感じる部分や、そこへの対応はいかがでしょうか?

やっぱりぼんやりしてる番組はもう厳しいんだろうなと。例えば、「日村勇紀が日本全国で飯を食ってる番組」といった形で、企画趣旨がパキッと言えることが大事になっていると思うんです。視聴者がテレビの前から少なくなってきているので、よりはっきりとしてて、骨太であり、ちゃんと番組としてやりたいことがあって、面白いポイントがある番組だということが、僕が入社した17年前よりも大事になっている。もう小手先だと通用しない感じがすごくありますね。

――最初にお話しいただいた合田さんの「放送する価値のあるものを流さなきゃいけない」という言葉が、今になってより生きるようになったということですね。

そうですね。「視聴率とれるから、これをやろう」といった理屈だと、ちょっと厳しくなってきている感じがあります。数年前まで、そういう番組って結構あったと思うんですけど、それはもう上手くいかなくなっていると思います。

――今後こういう番組を作っていきたいというものはありますか?

40歳になったんですけど、20代・30代といろんな経験を積ませてもらって、『せっかくグルメ』でバナナマンさん、『感謝祭』で今田耕司さん、『からくりTV』でさんまさんからいろいろ教わってきたので、自分よりだいぶ年下の方と番組をやってみたいというのがありますね。例えば、芸人さんとか、アイドルの方とか、若い人と仕事をすることでまた違う面白みがあったりするのかなと思います。

――ご自身が影響を受けたテレビ番組は、何ですか?

めちゃくちゃ月並みですけど、『めちゃイケ』ですね。僕らの世代は全員そうだと思うんですけど、採用面接のときに「好きな番組はなんですか?」と聞かれても、『めちゃイケ』と答えるのは、もうみんなが言うから絶対良くないって感じだったんですよ(笑)

あの番組も“人”の面白さがすごくありましたよね。岡村(隆史)さんが一生懸命頑張ってステージに立って完璧に踊るストイックさとか、加藤(浩次)さんの狂犬ぶりとか、人や人の人生を面白がっているところがずっと好きだったんだなと思います。

――『もてナイ』でナイナイさんと最初お仕事した時は、そりゃもううれしかったですか?

緊張しましたね。でも、優しかったです(笑)

――いろいろお話を聞かせていただき、ありがとうございました。最後に、気になっている“テレビ屋”を伺いたいのですが…

フジテレビの『新しいカギ』をやってる田中良樹さんです。「学校かくれんぼ」はうちの小学生の子どもも大好きで、いつも見ています。純度の高いバラエティで、ああやってみんなで盛り上がれる番組は、昔はうちでも『学校へ行こう!』がありましたけど、今の時代は視聴率のことを考えると結構難しいんです。でも『新しいカギ』はちゃんと結果も残している。それと、知ってる作家さんにすごくイケメンだと聞いているので、興味深いです(笑)

次回の“テレビ屋”は…

『新しいカギ』『FNS27時間テレビ』田中良樹氏
(中島優)



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