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『せっかくグルメ』『いくらかわかる金?』平野亮一氏が意識する“人”の面白さ 「明石家さんまを笑わせる」中で学んだ原点

マイナビニュース / 2024年6月29日 12時0分

最初は『せっかくグルメ』の特番だったんですけど、1回のOAで終わっちゃうのでちょっとでも番組の印象を残したいなと思ったんです。それまでだったら『(東野・岡村の)旅猿』(日本テレビ)で奥田民生さんの曲を使うとか、『めちゃイケ(めちゃ×2イケてるッ!)』(フジテレビ)でJUDY AND MARYさんの曲を使うといった印象に残る方法があったんですけど、もっとやり方がないかなと思ったんです。

それで当時、レイザーラモンRGさんの「あるある早く言いたい」が流行り始めた頃だったんですけど、ずっと同じこと言ってるじゃないですか。あんな感じで、ずっと番組タイトルを言いまくる曲が作れないかなと思ったんです。『せっかくグルメ』はあのディズニーの曲が好きだったので、タイトルを連呼しつつ、歌詞にもなってる曲を作ったら、やっぱりみんな「歌いいよね」とか「あの歌なんだ?」「誰が作ったんだ?」みたいな反応になったので、そこから番組を立ち上げるごとに曲を作っています。

――元はみんなが知ってる曲ですし、Dreamers Union Choirさんのコーラスも耳に残ります。歌詞は平野さんが考えているのですか?

はい。だいたい40秒くらいの尺で、それをループできるようにしてるんですけど、完成するのに1か月くらいかかりますね。どこかに発表するわけじゃないんですけど、ちゃんと意味になっているかとかを考えて、出社する時や風呂に入ってる時に作っています。

これも、『からくりTV』での経験が生きているんです。「芸能人替え歌王決定戦」の担当ディレクターもやってて、演者さんと相談しながら歌を作っていくんですけど、その時に歌詞をどう曲にはめていくかというのをやっていました。

――OAでは事あるごとに流されていますから、効果も絶大ですよね。

放送中にタイトルを聴かせ続けて、言葉は悪いですけど洗脳していく作戦です(笑)

――ほかにも、平野さんの担当番組は、収録時のスタジオがかなり盛り上がると伺いました。その空気づくりは、かなり意識されていますか?

VTRもスタジオ展開も出演者を楽しませる、盛り上げることをかなり大事にしながら演出を考えています。まずは出演者を楽しませないと、その先にいる視聴者は楽しめないと思うんです。あと、僕が視聴者だったとき面白いと思っていた番組はすべて出演者が楽しそうにしていたんですよね。それが魅力的に見えたというか。テレビっていいなと。だから僕の番組でも大事にしていきたいと思っています。

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