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NTT東日本など異業種5団体の若手ビジネスパーソン、長野県・信濃町ノマドワークセンターで地域課題を議論

マイナビニュース / 2024年7月24日 6時0分

2つ目は「アナライズ(分析)」で、テーマに沿ったペルソナ(仮想ユーザー)の設定が行われた。これはサービスや事業の始めから開発の終わりまで、関係者全員が同じターゲットユーザーを思い描くためのツールだという。

3つ目は「デザイン」。ペルソナの課題を解決するサービスの検討だ。まずアイデアを可視化するための個人ワークとして、アイデア・スケッチを作成。各グループはこれを共有するとともに、質問、アイデア、改善案を伝え合っていった。そして「ペルソナが価値を感じ、求めること」「ペルソナへ欲求の満足を提供すること」を主眼に置きつつ、CVCA(Customer Value Chain Analysis)を作り、ビジネス性を検討していく。

そして最後に各グループが発表を行い、前期プログラムは終了。4つ目の「テスト」は8月27日の後期プログラムで行われ、グループごとに設定したテーマの市場調査、フィールドワークが実施される予定だ。
○異業種との交流から学んだこと

異業種理解プログラムに参加したみなさんに、今回の感想をうかがってみよう。

NTT東日本 長野支店 産業基盤ビジネスグループ 産業基盤ビジネス担当 吉沢悠太氏は「ここに来るまでは不安でしたが、いつも携わってない方と話すことで新しい発見や自分にない考え方を学べました」と述べる。

吉沢氏のグループがテーマとしたのは「空き家対策」。同氏の実家も将来空き家になるかもしれないという思いや、人口増加や観光増進に繋げられるかもしれないという視点から選んだそうだ。

「みんな消極的かなと思ったんですが、私自身含めて前のめりに話すことができました。この雰囲気も含めて、同じようなマインドを持つことができたのは良かったと思います。ここでつながった縁から、なにか一緒に作れたら良いですね」(NTT東日本 吉沢氏)

また、大学時代に地域課題の解決を目指すゼミに入っていたという長野県信用組合 吉田支店 上田未来氏も「金融機関の職員以外の仕事の視点を見ることができて面白いです」と話す。

上田氏のグループのテーマは「Uターン者の増加」だ。他のテーマも検討したそうだが、「根本的な問題はやっぱり人口減少、若い人が少ないということです。Uターンする人が増えれば、他の問題も解決できるんじゃないかと考えました」と、上田氏は選んだ理由を語る。

「みんな意外と同じことを考えていましたね。でもUターンしない理由として“消防団が大変”と書いてらっしゃるのを見て、地域の繋がりが面倒と感じる人もいるのかなという発見がありました。直接いまの業務に関わる内容ではないですが、外回りの仕事をしているので、いつも見てる地域だけじゃなくて、広く長野県を見て仕事したいなと思いました」(長野県信用組合 上田氏)

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