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米国で創業したMODEが目指す生成AIを活用するIoTの世界とは?

マイナビニュース / 2024年7月5日 7時0分

アプリを作って、Raspberry Pi でスプリンクラーのコントローラ作っていくのは大変でしたが、ボタンを押して水が出てきた時は感動しました。

--日本と米国の両方でビジネスをやっていくことは、最初から構想としてあったのですか--

上田氏: :もともと米国でビジネスをやっていましたが、米国の展示会に出展した時に、シリコンバレーにある日本の会社の駐在員の方に「使ってみよう」といっていただき、そこから日本のお客様が増えました。

--IoTは、PoCまでいっても導入まで進まないという課題があります。これについて、どう感じていますか--

上田氏: :テック企業と呼ばれている会社は、データを見ながらビジネスを作っています。私もTwitterにいた時、ユーザーのデータを見ながら、「こういう機能を出せば使ってもらえるのではないか」ということにチャレンジしていました。

現実のビジネスにデータを使ったら、絶対に効率が良くなると確信してIoTを始めましたが、データの見える化を行っても、「見える化の価値は何か」「ROIは何か」という話になり、なかなかうまくいかず苦労していました。そんな時に生成AIが登場し、もしかしたら見える化の先にいけるのではないかと思いました。生成AIによって、企業の社員が行っていた仕事がAIとセンサーでできるようになってきた気がします。

BizStackをどう発展させていくか

--5月にチャット型インタフェースのBizStack Assistantをリリースしましたが、このシステムを使うメリットは何でしょうか--

上田氏: :BizStackは、データを溜めて、モニタリングしてくれるシステムです。そこに対して操作をするオペレーターであるBizStack Assistantをセットで使うと、「データを見ておいて」といったら、24時間365日監視して、何かあったらTeams、Slack、建設であればDirectというチャットシステムに「ちゃんと動いていませんが、大丈夫ですか」と言ってきます。

そこで、今、どうなっているのかを聞くと、「今、こういう風になって止まっています」と答え、カメラで確認したいといえば、カメラにつないで現場を見せてくれます。さらに、トラブルシューティングのための手順を見せてほしいといえば、説明書を持ってきてくれる。

ここまでそろうと、今まで人間がやっていた仕事を代わりにやってくれる、有能なアシスタントがチームに参加する形になります。これによって、今まで見える化だけだったところから、業務の一部をアシストするところに進めることができます。

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