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米国で創業したMODEが目指す生成AIを活用するIoTの世界とは?

マイナビニュース / 2024年7月5日 7時0分


AIの活用について

--BizStack Assistantの発表会では、ChatGPTにはこだわらないとおっしゃっていましたが、今後、他のAIを利用することもありえますか--

上田氏: :すでにGPT-4をテストしていますし、Amazonが提供している他のLLM(大規模言語モデル)も評価しているので、その時々でベストなものにどんどん塗り替えていこうと思っています。

--AIは1つの汎用AIを活用しますか、それとも分野ごとに利用するAIを変えるといった具合に細分化していくのでしょうか--

上田氏: :やり方はいろいろありますが、現在はLLMの改善のスピードがとても速いので、まずはその進化に乗っかっていこうと思います。業界特化型も見ていかないといけないかもしれませんが、われわれは、業界特化というより、お客様ごとに精度を上げていく仕組みを実現したいと思います。

--今までAIブームは何回かありましたが、今回の生成AIはこれまでと違うと思いますか--

上田氏: :今までは、AIのエンジニアが3カ月程度ついて、お客様ごとにAIを作るといったように、一個一個手作りしないといけませんでした。そうすると、データを集めて、トレーニングして、評価という流れになるので、お金も時間もかかります。

しかし生成AIは、みんなが使えるものがポーンと出てきた感じです。敷居が100分の1くらいに下がっているとでもいいましょうか。また、今までのAIは判断して終わりだったのですが、生成AIは「YESですか、NOですか」といったように、何でも答えが出せるようになりました。

--AIの進化によって、今後、どういった展開が考えられますか--

上田氏: :もうすでに変わりつつありますが、生成AIが出てきた当初は、文字で聞いたら文字で返していましたが、現在は、音声で聞いたり、動画を見せたり、画像を見せて何か聞いたり、マルチモーダルになっています。したがって、今はチャットで行っていますが、言葉で聞いて画面で返すとか、音声で聞いて言葉で返すことも可能になります。

例えば、街中の店舗ではスタッフがインカムを付けてチームで仕事をしていますが、そこにAIが参加すると、「何センチの靴の在庫はありますか」と聞いた時に、人間が答えるのではなく、AIのアシスタントが在庫のデータベースを見て在庫を確認して、それをロボットが取りに行って持ってくるといったことも可能になります。

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