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広瀬アリス、風間俊介の持つ”親戚感”に「気持ちがいい間があって」

マイナビニュース / 2024年7月6日 6時0分

広瀬:たしかに心はズタズタでしたね。

風間:だからこそ、千紗はとてつもない輝きを放つとも言えるわけだけど。演じる広瀬さん自身、あの状況でメンタルが削られていないわけがない。これはちょっと意地悪な言い方に聞こえるかもしれないけど、それも"本当"かもしれないし、きっと全部が"本当の広瀬アリス"だとは思うんだけど、撮影の前後やメイク中なんかは本来、千紗みたいなヘビーな役を演じているときは、「現場で一言も喋らない役者」でいても全然OKなはずなのに、どんなときでも広瀬さんは自分から率先して周りに声をかけていて……まさに「みんながいてほしい広瀬アリス」がそこにいるんですよね。「すげぇ人だな」と思って見てましたね。

●ロマンスのかけらもない

――広瀬さんから見た風間さんはいかがでしたか?

広瀬:風間さんとは、以前パラリンピックのお仕事で何度かご一緒したことがあったので、「熊役は風間さんです」って聞いて、とてもしっくりきたんです。熊さんと風間さんのキャラがリンクしてるというか、風間さん自身すごく話しやすくて、安心感があって。私の体調面とかもいろいろ気に掛けてくれるし、親戚のお兄ちゃんみたいな感じなんです。

風間:いやいや、僕の立場からすると、全然親戚なんかじゃないんですよ! なのに、熊と千紗のあいだには、ロマンスのかけらもないっていうのが、またね……(苦笑)。

広瀬:お芝居をしていると「気持ちがいい間」みたいなものってそれぞれあるとは思うんですけど、今回、北村さんをはじめ、奥田さんや音尾さんを相手に千紗が"戦う"場面では、「あえてそのリズムを崩すことで自分を追い込みたい」という変なモードに入っていたんです。でも、熊さんと一緒にいるシーンだけは、リズムを合わせられるし、千紗の心の中の重いものがフッと軽くなる瞬間でもあったので、私にとってはものすごく心地がよくて。

風間:僕個人としては、広瀬さんが、この作品が持っている暗い部分や辛い物語を慈しめるところも、明るさと表裏一体にある魅力だと感じていたので、今回の現場で"陰と陽"の広瀬アリスを同時に見ることができたことも、僕にとってはすごく贅沢で幸せな時間でした。ただ、ある時、控室のドアが半分開いているのに、僕のことなど全く気にせず広瀬さんが着替えようとしたことがあって……きっとそれも親戚みたいだからなんでしょうね。

広瀬:風間さんって、一緒に居てもまったく違和感がないんです。

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