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内航海運業界の人材確保と育成に関する懇談会を開催 - 若い船員が離職する理由とは

マイナビニュース / 2024年7月10日 11時0分

そのなかで、「パワハラやセクハラで悩んでいる方に、職場を辞めても船員を辞めないでほしい。船を乗り換えたり違う会社に入った時、若い船員はきっと大切にしてもらえます。入った会社や入った船が原因で船員を辞めるのはもったいない」と訴える事業者もいた。

今回行われた懇談会の総括として、九州地区船員対策連絡協議会 副会長の阿部和久氏(霧島海運商会社長)は、問題が変わって来たと振り返る。

「近年は就職してからミスマッチが起きたという声が多い。また今年はハラスメントに関する意見が例年以上に出たように感じました。パワハラは完全にアウトな時代、新人と話す時もコミュニケーション力が重要。『こうじゃない』『こんなはずじゃない』ではなく、社員とコミュニケーションを取って事業者側が受け入れる必要も感じている。また離職率は高い状況ではあるものの、10年前と比べると著しく離職率は下がっているように感じています。この懇談会を通して、言葉が丁寧になったり、定着率も上がっているのではないでしょうか。この懇談会自体、有意義なものだと感じます」

また、日本船主協会 内航委員会副委員長の三木孝幸氏(三洋海運社長)は、「船やエンジンはどんどん進化しています。船に乗ったら面白いことができそう、と若い方に夢や将来の希望を持ってもらう、そして高い給料を取ってもらう。『就職先の会社はつまらない』と言われてしまうと就職希望者がいなくなってしまいます。船員教育機関の卒業生を育てて、内航海運業界に定着させるという思いは、教育機関の教員も事業者も一致しています。学生たちには夢と希望を語りかけてほしい」と締めくくった。
(MN ワーク&ライフ編集部)



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