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ウルトラマン大好きなアメリカの監督たちが、日本&特撮への愛を込めたNetflix『Ultraman: Rising』

マイナビニュース / 2024年7月9日 19時30分

――本作の企画は「怪獣の赤ちゃんを育てるスーパーヒーロー」というアイデアから始まったとうかがっています。円谷プロの協力により『ウルトラマン』を用いたストーリーが作れるようになったことについて、どのようなメリットが生まれましたか。

シャノン:それはもう、オリジナル『ウルトラマン』のビジュアルであったり、基本設定などを使わせていただけたのは、本当に喜ばしいことでした。なんといってもウルトラマンには、半世紀以上の長い歴史がありますから、それらの「神話」を組み込むことができた。改めて、すばらしいことだと思います。円谷プロを訪れたとき、ジョンと私はまるで子どもに戻ったかのように、あれをしよう、これを入れよう、そうだ、あれもできるよね、みたいな感じで、大いに盛り上がりました(笑)

ジョン:ほんとうに、そんな感じではしゃいでいたね(笑)。円谷プロの方々と一緒に映画作りのやりとりができたのは、とても有意義でした。ウルトラマンシリーズを作っている中核の場所で、ウルトラマンが何を考え、どういう行動を取るのか、ウルトラマンの意味する部分をみんなと話し合うことができた。とても最高の時間でしたね。

シャノン:円谷プロの塚越隆行(代表取締役会長兼CEO)さんや隠田雅浩さん、南谷佳さん、みな人柄がとても素敵だったし、考え方もオープンで、話しやすい人たちばかりでした。

――映画の重要人物のひとりとして、地球防衛隊KDFの長官を務める「穏田博士」が登場しますが、このネーミングはやはり円谷プロの隠田さんから採られたのですか。

シャノン:もちろんです。円谷プロでよくしていただいた隠田さんにオマージュを捧げて、お名前を使わせてほしいとお願いしました。いわゆるヴィラン(悪役)のポジションだったのですが、隠田さんをそのまま映画のキャラクターにするわけではないですよ、と事前に説明はしましたけどね(笑)

○正確に日本文化を描こうとアプローチ

――劇中で、ウルトラマンとなったケンが怪獣の赤ちゃんエミを育てようとしますが、小さくても怪獣ですし、言うことをきかず好き放題に動きますし、ケンが苦労するところがドラマの重要なポイントなんですね。エミはまるで、人間の赤ちゃんのような愛らしい仕草をするのが印象に残りました。翼の生えたドラゴンのような巨大怪獣ジャイガントロンと深いつながりがあるにもかかわらず、エミに「人間味」を持たせた狙いを教えてください。

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