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能登被災者が迷い猫の捜索活動、誹謗中傷にも心折れず…取材Dが驚いた素人からの急成長

マイナビニュース / 2024年7月13日 18時0分

海外の動物愛護団体をいくつも取材し、ロシアによる侵攻が始まってからウクライナを3回訪れている山田氏は「戦争の中にあっても現地の人たちは動物保護活動を続けていて、犬や猫や馬が残されているという情報があれば、ウクライナ軍が協力して助けるんです。動物は人間の心を支える存在であるというのは、ヨーロッパでは当たり前に言われていることなので、滉平さんを取材するのは当然のことなんです」と明かす。

ウクライナでは、動物が人の心を救う様々な場面を見たという。

「戦場から列車で逃げる時に、当然みんな犬猫を一緒に乗せるのですが、その周りに子どもたちが集まってきて、犬や猫と遊びます。犬や猫は列車の中でも元気に跳ね回る。そういう“生きる力”を見ると、人間は生きているだけで幸せなんだという希望を獲得することができる。また、ウクライナの傷ついた兵士たちのリハビリテーションの施設にも犬がいて、強烈なPTSD(心的外傷後ストレス障害)を回復させる効果があるというんです。もちろん、犬猫が嫌いな方もいらっしゃるので、どこでも一緒というわけにはいかないと思いますが、震災で大変な目に遭ったときこそ、身近な動物を救うことで、自分の心が救われる人はとても多いと思います」

今回の能登でペット同伴OKの避難所を取材すると、「ものすごく和気あいあいとしていて、犬猫たちがみんな仲良くなって、お互いに遊ぶんですよ。他人の家の猫と一緒に遊んでる子どもがいると、そこが避難所の中の癒やしエリアになるんです。家が全焼で何もかもなくなって命からがら犬と逃げてきたという方も、他の犬猫のいる人たちと家族のように仲良くなって、どこか出かけるときも面倒を見てくれるので、大変救われたと言っていました」とのことだ。

○石田ゆり子とのプロジェクト活動も展開

石田ゆり子と立ち上げた「ハナコプロジェクト」は、寄付金を集め、保護犬・保護猫の不妊去勢手術費用と、飼い主のいない子犬・子猫のケア費用を支援する取り組みだが、スタートして2年で、医療を施した犬猫は3,000匹を超えているという。

今回の能登半島地震においても、「被災すると人間は自分が生きるのに精いっぱいで、一緒に逃げてきた犬がケガをしても病院に連れて行くお金がなかったり、動物病院も被災して診療が限定的だったので、無料で受けられる仮の診療施設を行政に申請して設置して、多くの方に使っていただきました」と、活動を展開してきた。

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