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小惑星「ベンヌ」の石が日本にやってくる! リュウグウとの比較でわかることとは?

マイナビニュース / 2024年7月16日 11時12分

また、橘氏は、「1+1(リュウグウ+ベンヌ)は明らかに2以上だと感じる」と語る。

「2つの天体からほぼ同時期にサンプルが持ち帰ってこられたことは大きい。両方とも水や有機物を含んでいて、共通性もあれば違うところもあり、すごく楽しい。共通に見えてきたことは、太陽系にとって普遍的に起きていることに近づけるかもしれない」(橘氏)。

また、「それぞれの探査機が持ち帰ってきたサンプルの見た目と、それぞれがリュウグウやベンヌを観測したときの見た目が少し違うところがあり、たとえば水の量が違ったり、赤っぽかったり青っぽかったりといった違いがあったりする。何に起因するのかを明らかにしたい。それが明らかにできれば、今後の探査や、望遠鏡を使った観測をするうえで、ひとつの基準が作れるのではないかと期待している。また、水や有機物を多く含む天体を知ることで、彗星や太陽系の外側にある天体などの探査において、どのように知見が使えるのか、探査ができるのかということにもつながる」と語った。

鳥嶋真也 とりしましんや

著者プロフィール 宇宙開発評論家、宇宙開発史家。宇宙作家クラブ会員。 宇宙開発や天文学における最新ニュースから歴史まで、宇宙にまつわる様々な物事を対象に、取材や研究、記事や論考の執筆などを行っている。新聞やテレビ、ラジオでの解説も多数。 この著者の記事一覧はこちら
(鳥嶋真也)



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