土屋鞄のランドセル、こだわりは「大人用カバンと同じ目線」 - 西新井工房を見学してきた
マイナビニュース / 2024年7月29日 17時36分
丈夫なつくりと品格のあるデザインで、世代を超えて愛されている土屋鞄のランドセル。創業時から変わらない品質を実現しているのは職人による手作業だ。東京都足立区の西新井本店に併設された西新井工房で、同社のものづくりを追ってみたい。
○土屋鞄のランドセルづくり
クラシカルなランドセルのみならず、カバン、財布、小物など皮革製品を中心としたさまざまなアイテムを企画から製造・販売・修理まで一貫して行っている土屋鞄。その品質の高さと品格のある佇まいは多くの人を魅了している。その源泉にあるのが、「時を超えて愛される価値をつくる」という創業時から変わらない思いだ。
創業は1965年、子どもたちの成長を支えるランドセルから始まっている。工房が併設されている西新井本店で、土屋鞄の原点であるランドセルづくりの様子を伺うとともに、そのこだわりについて聞いてみたい。
○大人のカバンと同じ目線で"本物"を届けたい
「土屋鞄は、美しく品格があり、6年間安心して使っていただける丈夫なランドセルを目指しています」
西新井工房の工房長を務める鈴木健太さんは、土屋鞄のランドセルづくりのこだわりをこのように話す。多くの場合、ランドセルは子どもが初めて手に入れる自分だけのカバンだ。だからこそ、大人のカバンと同じ目線で"本物"を届けたい。これが土屋鞄の信念といえる。
「天然の皮革を使っている部分が多いので、どうしても革の特徴として歪みが出やすいのですが、そういう歪みを一つひとつの工程で解消しながら、製品に仕上げたときに歪みなくまっすぐな箱型のランドセルになるようにしています」と鈴木さん。
その基本的なスタイルは低学年から高学年まで使っても飽きのこない伝統的なランドセルで、近年人気の刺繍なども入っていない。これが土屋鞄の品格の高さにもつながっているのだろう。
土屋鞄のこだわりがとくに表れているのが"手縫い"の部分だ。強い力のかかる上下の肩ベルトには太くて丈夫な糸で縫われている箇所があり、ここはいまだにミシンではなく職人の手縫いで仕上げ、強度を上げているという。また金具には革の当てを付け、子どもに直接当たらない工夫も施されている。
○自然をモチーフにした色づくり
「大人のカバンと同じ目線で"本物"を」という思いはデザインにも表れている。ランドセルといえばピカピカとした光沢のある製品が多いが、土屋鞄のランドセルはマット仕上げの革を使用した落ち着いた色調が主流だ。自然をモチーフに色作りをしており奇抜なイメージにならないため、部屋にもなじみやすく「土屋鞄ならパステル系を選んでもいいよ」と言う親御さんもいるという。
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