1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

Excelをノーコードで自動化しよう! パワークエリの教科書 第11回 行と列を削除する操作手順

マイナビニュース / 2024年7月22日 11時0分

画像提供:マイナビニュース

今回の連載から、取得したデータ表を「Power Query エディター」で加工するときの操作手順を紹介していこう。「データ表をどのように加工するか?」は目的に応じて変わってくるが、最初に「不要なデータの削除」を行うケースが多いであろう。そこで今回は「行の削除」と「列の削除」について紹介していこう。
不要な行/列を削除する工程の指定

Excelファイルやフォルダーからデータを取得できたら、次は用途に合わせてデータ表を加工していく。この際に使用するツールが「Power Query エディター」となる。一般的なExcel操作と似ている部分もあるが、Excelとは“操作手順”や“考え方”が異なる部分も多いので、「Power Query エディター」ならではの使い方を学んでおく必要がある。今回は「行の削除」と「列の削除」について紹介していこう。

あわせて「1行目をヘッダーとして使用」コマンドで、データ行をヘッダー(列名)に昇格される方法も紹介しておこう。
列を削除するときの操作手順

まずは、操作が簡単な「列の削除」から紹介していこう。今回は、「会員名簿」のExcelファイルからデータを取得した場合を例に手順を解説していく。このExcelファイルには、ID、氏名、氏名カナ、生年月日、性別、メールアドレス、電話番号、携帯電話番号、郵便番号、住所といったデータが記録されている。

これらのうち、氏名、生年月日、性別、メールアドレスの4つだけが必要なケースを考えてみよう。この場合、他のデータを残しておいても意味がないので、最初に“不要な列”を削除しておくとよい。この処理は、以下のように操作すると実行できる。

不要な列の「列名」をクリックして列全体を選択する。このとき、「Ctrl」キーを押しながら列名をクリックしていき、複数の列を同時に選択してもよい。不要な列を選択できたら「列の削除」のアイコンをクリックする。

選択していた列が削除され、以降の列が左に詰めて配置される。なお、この工程は「削除された列」という名前のステップで記録される仕組みになっている。

同様の操作を繰り返して“不要な列”を削除していくと、“必要な列”だけを残したデータ表に加工できる。

これとは逆に、“必要な列”だけを選択して操作を進めていく方法もある。この場合は、“必要な列”を同時に選択した状態で「列の削除」→「他の列を削除」を選択すればよい。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください