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Excelをノーコードで自動化しよう! パワークエリの教科書 第11回 行と列を削除する操作手順

マイナビニュース / 2024年7月22日 11時0分

これで「データ表の上から2行」を削除できる。なお、この工程は「削除された最初の行」という名前のステップで記録される仕組みになっている。

これで1行目に「列名」となるべきデータを配置できた。続いて、これらのデータをヘッダーに昇格させる。「1行目をヘッダーとして使用」コマンドをクリックする。

すると、1行目が「ヘッダー」になり、それ以降の行が「データ」として扱われるようになる。なお、この工程は「昇格されたヘッダー数」という名前のステップで記録される。また、その直後に「変更された型」というステップも自動追加される仕組みになっている。

「変更された型」のステップは、各列のデータ型を「Power Query エディター」が自動的に判別してくれる工程だ。これについて次回の連載で詳しく解説していこう。

このように、「上からN行」といった指定で行を削除する方法も用意されている。念のため、「行の削除」に用意されている処理方法について簡単に紹介しておこう。

◆上位の行を削除
データ表の「上からN行」を削除する。

◆下位の行を削除
データ表の「下からN行」を削除する。

◆代替行の削除
「最初の行」、「削除する行数」、「保持する行数」の3つを数値で指定して、パターンに従って行を削除する。たとえば、順番に「3」、「2」、「5」と数値を指定した場合、以下のパターンで行の削除が行われる。

A:3行目から2行分を削除(3~4行目を削除)
B:次の5行分を残す(5~9行目を残す)
C:次の2行分を削除(10~11行目を削除)
※以降はBとC(5行残して2行削除する)の繰り返し

◆重複の削除
選択している列について「データが重複している行」を削除する。

◆空白行の削除
選択している列について「データがnullの行」を削除する。

◆エラーの削除
選択している列について「データがErrorの行」を削除する。

状況によっては、これらの削除方法が効果的に活用できるケースもある。ただし、そのためには、「データ型の指定」や「エラーの扱い方」ついて学んでおく必要がある。ということで、次回は「データ型の指定とエラー」について詳しく解説していこう。
(相澤裕介)



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