Excelをノーコードで自動化しよう! パワークエリの教科書 第11回 行と列を削除する操作手順
マイナビニュース / 2024年7月22日 11時0分
なお、フィルターは「条件に応じてデータを除外する機能」となるため、条件を解除することで、全データを表示した状態に戻すことも可能だ。この場合は、条件に(すべて選択)を指定して「OK」ボタンをクリックすればよい。
もしくは「フィルターされた行」のステップを削除し、「データを抽出する工程」そのものを削除しても構わない。「Power Query エディター」は操作の取り消し(Ctrl+Z)が効かないため、最後のステップを削除することが“事実上の操作の取り消し”に相当する。
そのほか、「数値フィルター」などを使用して、“範囲”を条件にデータを抽出(除外)することも可能だ。たとえば、日付データが入力されている列の場合、「日付フィルター」を使用できるようになる。
上図のように条件を指定した場合、生年月日が「1999/12/31」より後のデータだけを抽出できる。生年月日が2000年以降のデータだけを残して、「生年月日が1999/12/31以前のデータを除外する」と言い換えることもできるだろう。
このように、“不要な行”を削除するときは「フィルター」を使用するのが最も一般的な手法となる。よく分からない方は、この機会に「フィルター」の使い方を学習しておく必要があるだろう。
「行の削除」コマンドの使い方
「Power Query エディター」のリボンには、「行の削除」というコマンドも用意されている。続いては、このコマンドの使い方を紹介していこう。
このコマンドは、各列の「見出し」や「データ」のほかに“余計なデータ”が入力されていた場合に活用できる。ここでは、取得元のExcelファイルが以下の図のように作成されていた場合を考えてみよう。
このExcelファイルからデータを取得すると、以下の図のような形で「Power Query エディター」にデータが取り込まれる。表のタイトルとなっていた「会員名簿のデータ」の文字が列名になり、それ以降の「最終更新日」や「空白行」などもデータとして扱われてしまう。
このような場合は、最初にデータ表を整理しておく必要がある。まずは、1~2行目のデータを削除する。「データ表の上からN行」を削除したいときは、「行の削除」コマンドをクリックし、「上位の行の削除」を選択すればよい。
続いて、削除する行数を指定する。今回の例の場合、上から2行分を削除したいので「2」と入力して「OK」ボタンをクリックする。
この記事に関連するニュース
-
kintoneでゼロから始めるノーコード開発 第4回 「データの一覧」を見やすくしてスクロールを減らそう
マイナビニュース / 2024年7月19日 11時0分
-
Excelをノーコードで自動化しよう! パワークエリの教科書 第10回 フォルダーからデータを取得する方法
マイナビニュース / 2024年7月15日 11時0分
-
Excelをノーコードで自動化しよう! パワークエリの教科書 第9回 Excelファイルからデータを取得する方法
マイナビニュース / 2024年7月8日 11時0分
-
Excelをノーコードで自動化しよう! パワークエリの教科書 第8回 パワークエリの“大まかな流れ”を復習しよう
マイナビニュース / 2024年7月1日 11時0分
-
Excelをノーコードで自動化しよう! パワークエリの教科書 第7回 「ステップ」と「M言語」の関係とは? エラー処理を理解する
マイナビニュース / 2024年6月24日 11時0分
ランキング
-
1エアコン「冷えない」「冷えすぎる」「カビくさい」問題を解決する魔法のアイテム
ASCII.jp / 2024年7月22日 7時0分
-
2開かずのMO――25年以上前のDTPデータを発掘してひらいてみる
ASCII.jp / 2024年7月22日 9時0分
-
3ホロライブ・桃鈴ねねが一部活動内容を休止へ―「ちょーとトラブルが起きちゃってて…思った以上に大事になってしまった」
インサイド / 2024年7月22日 14時36分
-
4プロが本気で“アンパンマンの塗り絵”をしたら…… 衝撃の仕上がりが360万再生「凄すぎて笑うしかないww」「チーズが、、、」
ねとらぼ / 2024年7月18日 22時0分
-
5『地獄先生ぬ~べ~』2025年に新アニメ化! 人気作の再アニメ化続々、「令和どうした」「令和どうなってんだ」驚く声も
ねとらぼ / 2024年7月21日 16時0分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)