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東奔西走キャッシュレス 第57回 新NISA開始から半年、現在の状況をPayPay証券に聞く

マイナビニュース / 2024年7月19日 19時46分

ちなみにPayPay証券では社員も自社サービスのヘビーユーザーで、社内のSlackチャンネルにアプリのフィードバックが日々寄せられているとのこと。要望や意見を開発者が吸い上げてアプリの改善を重ねているほか、ユーザーへのアンケートによる改善も行っているそうです。

番所社長が「毎週少しずつ変えている」と話すほど、多くの改善を続けており、そうした点も支持を受けているのだと言います。自ら多くの情報を集めてPCで投資をするユーザーはネット証券を利用するのに対し、PayPay証券はモバイルを利用して必要な情報を分かりやすく表示して欲しいと望むユーザーから支持を得ているというのが番所社長の分析です。

こうしたPayPay証券のビジネスモデルは、いわば「薄利多売」と言ってもいいかもしれません。番所社長も、大規模な取引を行うトレーダーによって収益化を図るモデルではなく、長期の資産運用で広く薄く収益を上げるという「新しいビジネスモデル」だと話します。「1人あたりの収益性、コストは他社とは違う。1人あたりの利益は順調に伸びており、収益化には向かっている」と番所社長は言います。

PayPayとの連携によるマーケティングコストの少なさだけでなく、内製による開発コストの削減などのコストの低さもPayPay証券の強みで、PayPayのユーザー基盤を活用した利用者の拡大が継続すれば黒字化に繋がるというのが番所社長の判断です。

政府が目指すNISA口座数3,400万という目標について、番所社長は「達成は確実」と見ており、それだけの口座数の伸びにおいて、PayPay証券でナンバーワンを目指すとして、「数百万口座は達成するという心意気でやっています」と意気込んでいました。

小山安博 こやまやすひろ マイナビニュースの編集者からライターに転身。無節操な興味に従ってデジカメ、ケータイ、コンピュータセキュリティなどといったジャンルをつまみ食い。最近は決済に関する取材に力を入れる。軽くて小さいものにむやみに愛情を感じるタイプ。デジカメ、PC、スマートフォン……たいてい何か新しいものを欲しがっている。 この著者の記事一覧はこちら
(小山安博)



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