地域の企業を助けるのは「生成AI」が作る商品? 新たなサービスが始動
マイナビニュース / 2024年9月4日 10時0分
NTT DX パートナーとマクアケは8月1日より、地域メーカーの新商品開発を成功体験に変える「新商品プロデュース事業」を開始する。事業の柱となるのは「架空商品モール」と「新商品コンサルティング」というふたつのサービスだ。
○地域企業の新商品開発を支援する「新商品プロデュース事業」
NTT東日本グループの一社であるNTT DX パートナーは、地域経済の活性化と産業振興支援を通して地域の人材育成、DXの推進支援などを行っている会社だ。
その目的は「地域循環型社会の実現」。ICT分野で培ってきた技術やノウハウによって、地域企業や自治体の持つ可能性や魅力を引き出し、自走するための支援を「DX、人づくり」という切り口で行っている。
地域企業にとって、新事業、新商品の企画・開発ニーズは大きい。既存事業の改善を進めることである程度の利益は出しているものの、「利益が頭打ちになる前に、新商品の開発にチャレンジしておかなければならない」という危機感を持っている会社はやはり多いからだ。
だが、野村総研による中小企業庁委託「中小企業の成長に向けた事業戦略等に関する調査」(2016年11月)によると、新事業展開を実施した企業において、“成功した”と回答したのは全体の約3割、かつ“経常利益が増加傾向にある”と回答したのは約半数。収益化のハードルは高いと言わざるを得ない。
その背景には、必要な技術・人材の不足、新事業・新製品開発のノウハウ不足、マーケティング力不足などの課題があるようだ。大別すると「何から始めればよいかわからない」「商品化の判断が難しい」「十分に売れない」の3つと言えるだろう。
このような地域企業を支援するため、NTT DX パートナーとマクアケが8月1日より開始するのが「新商品プロデュース事業」となる。
NTT DX パートナー 代表取締役の長谷部豊氏は、これを「新商品開発を成功体験に変えるサービス」と説明する。
「地域社会には高い技術をお持ちの企業さんがたくさんあります。しかし、世の中のニーズを調査する、新商品のアイデアを考える、商品を宣伝するなどはやったことがない企業さんが多くて、非常に不安を抱えているでしょう。私たちはアイデアの製品化から発売、そして販売拡大までを一気通貫で支援し、最後まで伴走していきたいと考えています。最初の一歩を踏み出すというところを、ぜひご相談いただきたい」(NTT DX パートナー 長谷部氏)
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