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探偵モメゴト事件簿 第6回 「女として認められたい…」こじらせアラフィフがハマった“本気の不倫”の行く末

マイナビニュース / 2024年8月2日 17時5分

画像提供:マイナビニュース

中年女性の不倫がこんなに多いなんて……「別れさせ屋」として仕事を始める前、ワタクシ、工作員Kは夢にも思いませんでした。不倫といえば、「既婚の30代から50代くらいの男性と、若い独身女性」がほとんどだろうという固定観念があったのです。もちろん中には、お互いに既婚者であるダブル不倫や、10年、20年と関係を続けている、昔でいうところの「2号さん」「お妾さん」といった立場の女性も存在しているとは思っていましたが、そういった不倫をしている女性はいわば“日陰の身”である自らの立場と“忍び逢う”恋をわきまえ、家庭を壊すことなくひっそりと愛を育んでいて、別れさせ工作を依頼してくる女性といえば、アラサーからアラフォーくらいの独身女性だろう、とたかを括っていました。

この思い込みは見事に打ち砕かれました。まず、ダブル不倫の多いこと、多いこと。そして道ならぬ、でも真剣な恋に悩み苦しみ、何とか愛する不倫相手と結ばれたいと願う相談者の年齢層の高いこと。40代、50代となった男女が、まるで10代のように恋に身を焦がし、人生を賭ける勢いで何とか結ばれたいと願う様は、世間からは受け入れがたいものかもしれません。でもそういった人が少なくないことは事実なのです。「実は私も…」今、この記事を読んでいる読者の中にも、同じ境遇の方がいらっしゃるかもしれません。大人の恋とは名ばかりの、いえ、後がない大人年齢だからこそ咲く想い。今回は、50代にして「これが最初で最後の恋」と言い切った、ある女性について取り上げます。

相談者:バツありのアラフィフ女性。離婚理由は容姿下げやレス。女性として見てくれた前彼と不倫。前彼の妻は放任主義で別居している。しかし老夫婦のようなときめきのなさと、事実婚同然の自分より何年も別居している妻に財産を付与することが不満で、今彼との関係を始め、前彼・今彼と二股中。今彼はイケオジのエリートで、よくできた妻と子あり。本気になってしまい、どうしても今彼と一緒になりたい。もっと会いたい。そのために整形、イメチェン、投資、転職に向けスキルアップもしたが、他に何ができる? 何が足りない? どうして彼は私を選んでくれない?

○女性としてずっとコンプレックスがあった

世莉さん(仮名)は51歳。勤務先については、いわゆる堅い職場です。ほっそりとした体型、涼しげな顔立ちとマニッシュな服装が、知的さを引き立てます。また手入れされたジェルネイルも美しく、この後は月2回の美容スキンクリニックに行く日なのだとか。収入も貯金も一人で暮らしていくには十分で、趣味はジム通い、ピラティス、ジョギング、そして現在不倫交際している彼氏の影響で始めたジャズ鑑賞とワインソムリエの勉強と多彩です。特に持病もなく、遠く離れた実家の両親の介護は既婚の兄と弟世帯に任せられるとなれば、今の彼女は、都会で生きる大人の独身女性として何も不足がないように見えます。

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