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BAT、新たなスタンダードモデルとなる新「glo HYPER」が登場 - 開発における日本市場の影響とは

マイナビニュース / 2024年8月6日 10時34分

ローム氏は、グローバルでは紙巻たばこにもフレーバーを求める市場があることから、その経験も活かしつつ、試行錯誤を繰り返し、「自分たち自身がとどまらないで進化し続けることが一番大事」との見解を示した。

「StickSealテクノロジー」についてローム氏は、“エスノグラフィースタディ”、すなわち行動様式の観察から生まれたものだという。「喫煙時だけでなく、その前後で何をやっているかも観察していくと、デバイスのクリーニングに、煩わしさやストレスを感じていることがわかります。これはたばこのデバイスに限らず、洗浄や掃除は面倒なこと」と話す。その改善策として、たばこスティックの先端をシーリングするという発想が生み出された。

たばこの先端をシーリングするという単純な発想でありながらも、実現するためにはいくつかのハードルを越える必要があった。まず第一のハードルが“製造ライン”。すでに出来上がっているラインを変更するのはかなり大変だったと振り返る。さらに、シーリングすることによって、満足度を損なってはいけないというハードル。「喫煙の体験を1ミリも損なうことなく、煩わしさを取り除く。どちらも妥協せずに実現する」ことこそが肝であるとローム氏は強調する。

一方、デバイスについて、「安定した味わいを提供できるようなパフォーマンスが重要ですが、皆さんにとって意味のあるイノベーションをもたらしていくことは難しく、やりがいのある部分」というディーン氏。

新しいイノベーション、材質、マーケット状況によって価格帯は決まってくるが、たくさんの人の手に届けるためには、手頃な価格の製品をマーケットに提供することが重要であり、なおかつ「価格が下がっても、品質を保ったまま提供することが大事」と付け加える。

「glo」デバイスのデザインは、「素晴らしいデザインは、素晴らしい体験ができる」という大前提から、複雑さをなくし、シンプルに使えることが非常に重要なポイントだと指摘するリスター氏。そしてそれは外見だけでなく、内部構造も含めた、こだわりのあるデザインが重要で、そのうえで独自性のあるものが大切であると続ける。

今後のデバイス展開について「体験がシンプルである必要がある」というローム氏。そして、「明日がどうなるかはなかなか想像できないので、私達は常に様々なチャンスに目を光らせている」と、行動様式を観察することの重要性を改めて強調。「テクノロジーはもちろん、サイズ感も吸い心地も重要であり、まだまだ改善の余地がある」と続ける。イノベーションは、お客様にとって意味のあるものを提供していかないといけない」との決意を示すと、リスター氏も「満足することはなく、常に改善、改良を考えています」と同意。ただし、「新glo HYPERシリーズ」については、「方向性としては合っていると思いますし、重要なステップを踏んでいる」との評価を与えた。

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