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ソフトバンクが第1四半期決算を発表 - 売上7%増&営業利益23%増の増収増益

マイナビニュース / 2024年8月6日 21時54分

画像提供:マイナビニュース

ソフトバンクは8月6日、2025年3月期 第1四半期の決算を発表した。同日には決算説明会も開催され、代表取締役社長 執行役員 兼 CEOの宮川潤一氏が登壇して四半期決算内容の説明にあたった。

第1四半期の業績は、売上が前年同期比7%増の1兆5,357億円。営業利益は同じく23%増の3,039億円で増収増益という結果になり、第1四半期としては過去最高益を達成した。セグメント別にみても、全セグメントが増収増益となっている。純利益は1,625億円で、やはり11%の増益だ。

2024年度通期の業績予想に対しても、営業利益が進捗率34%、純利益が33%と、順調に推移している。中でもファイナンスセグメントは進捗率189%と通期の業績予想を大幅に達成。長期ビジョン実現に向けての第2フェーズにある2023年度~2025年度の中期計画も、前倒しで進捗しているという評価だ。

○コンシューマ事業

同社の事業の売上・利益でもっとも大きな割合を占めるコンシューマ事業(モバイル/ブロードバンドなど)は、2%の増収、6%の増益。2023年度の後半からモバイルの売上が増収基調に転じており、そのトレンドが継続しているという。スマートフォンの契約数は4%増で、Y!mobileの増加が目立っている。

○エンタープライズ事業

エンタープライズ事業はモバイル/固定通信はほぼ横ばいとなっているものの、ソリューション等が順調で10%の増収、3%の増益となった。

○メディア・EC事業

メディア・EC事業は、売上が6%の増収、営業利益が74%の増益。ただしこの営業利益にはLINE株式会社のAIカンパニー事業をLINE WORKS株式会社に承継したことによる事業譲渡益などの一過性要因が含まれており、それを除くと前年同期比で20%の増益となる。

なおメディア・EC事業関連では、LINEヤフーの経営課題への対処状況も報告された。まず、不正アクセスによる情報漏洩の再発防止については、7月1日に総務省へ報告書を提出するなど、対策が着実に進捗しているとした。また、LINEヤフー株式会社の流通株式比率が低く東証プライム市場の上場基準を下回っている問題については、8月2日にLINEヤフーが自己株式の公開買い付けを発表し、LINEヤフーの親会社であるAホールディングスがこの買い付けに応募することを決議している。LINEヤフーは公開買い付けの後、自社株式の消却を行って流通株式比率を高める方針で、それによって東証プライム市場の上場基準を達成を目指すという。

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