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ソフトバンクが第1四半期決算を発表 - 売上7%増&営業利益23%増の増収増益

マイナビニュース / 2024年8月6日 21時54分

――モバイルの増収増益に、経済圏と結びついた上位プランの貢献は大きいか。

宮川:我々は高ARPUの「ペイトク」ユーザーからY!mobile/LINEMOまで持っている。大事なのはベストミックス。「ペイトク」単体がどうこうという話ではない。

――楽天モバイルがプラチナバンドの供用を開始して、CMなども展開しているが、現状への受け止めは。

宮川:他社の話なので大声でコメントはしたくないが、国から電波を割り当てられたMNOとしてその責務を果たすよう投資をしてほしい。いまはその部分があまり機能していないのではないかと思うが、もう少し投資をしてくれればそれが機能するのでは。

――この第1四半期にY!mobileが10周年を迎えたが、直近の契約数などの状況およびソフトバンクへの乗り換えのテコ入れなどについて教えてほしい。

宮川:契約数は1,200万件ほど。同じネットワークでソフトバンクとY!mobileが違う料金でサービスを提供しているということで、差別化ポイントを見つけながら運営している。Y!mobileとして狙うのは低ARPU/中ARPUユーザーで、高ARPUはソフトバンクと分けている。Y!mobileとソフトバンクの間のMNPは、この第1四半期が出入りがトントンくらい。ソフトバンクで「ペイトク」を始めたことで、ソフトバンクのポジションができてきた。これにLINEやPayPayが入ってきて、いろんな商品を作っている。これまでの10年より、これからの10年のほうがやりやすいのではないかと考えている。

――4月に衛星電話サービスの障害があり、8月末をもってサービスを終了するということになったが、この経緯は。

宮川:これもお詫びしなければならない。サービスに利用しているThurayaの衛星が突然リンクダウンし、日本をカバーしている衛星が故障してしまった。Thurayaからは他の衛星でカバーするという話もあったが、計算してみてもそれではカバーしきれないという判断で、サービス終了となった。8月末で終了としたのは、ずるずると対応していてもしかたないので、期限を決めたもの。

――現在、OpenSignalの調査でソフトバンクのネットワークの評価が高い。これに対して、ドコモの前田社長が「1位を取る」と言ったり、KDDIが衛星干渉の緩和でSub6の2ブロック化を進めようとしている中で、ソフトバンクはそれに伍していけるのか。

宮川:都内では現在、基地局のキャパを有効に活用できていて、つながっているのに送受信ができないという状況はない。ただ、昔は下りの通信ができさえすればよかったのが現在は上りも必要となっているように、状況が変われば見直しが必要になる。いま成績がよいからといって、胸を張っているわけではなく、ヒヤヒヤしている。KDDIがやるよいことは真似しようと思っているし、ドコモがいつまでも3番手・4番手に甘んじているということもないだろう。競い合いはいいことだと思うので、主戦場で張り合っていきたい。
(大塚洋介)



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