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ソフトバンクが第1四半期決算を発表 - 売上7%増&営業利益23%増の増収増益

マイナビニュース / 2024年8月6日 21時54分

――先月・今月と通信障害が相次いでいるが、その原因は。

宮川:まず迷惑をおかけしたことをお詫びする。7月の23日と28日、8月2日と通信障害が続いたが、それぞれにつながりがあるわけではなく、バラバラに起きたこと。7月23日と8月2日の障害はVoLTEの交換機がリブート/ハングアップしたもので、7月28日の障害はMMEの交換機のリスタートがあった。障害の原因はわが社の夏ボケのようなもので、緊張感をもって対応できていなかった。現場には夏休み返上で対応をしてもらっている。

――PayPayの黒字化が思ったより早かったということだが、現在の評価と今後をどう見ているかを教えてほしい。

宮川:PayPayの黒字化は、今期中にはあると思っていたが、第1四半期からとは思っておらず、下期くらいからと予測していた。ある程度の会員数があるサービスなので、いちど黒字化すればそう簡単にはおちてこないはずなので、これから収益の柱となってくれると思っている。これまで「IPOするなら黒字化してから」と言ってきており、IPOの期待感も高まっているかもしれないが、判断はPayPayの取締役会にゆだねる。ただ、まだまだ成長できるし、当面は資金調達の必要もないので、急がなくていいとは言っている。

――先日発表されたドコモの「eximoポイ活」への受け止めは。

宮川:ソフトバンクの「ペイトク 無制限」にあたるものだと思うが、われわれはポイントの付与のしかたをシンプルにしており、「ペイトク 無制限」のほうが使い勝手はいいのではと思っている。auや楽天を含めて、おのおのの経済圏でこういったサービスが出てくるのはよいことで、経済圏の広さを競い合うフェーズになっている。ソフトバンクも第二の「ペイトク」のようなものも考えたい。

――第1四半期の解約率が高まっているように見えるが、その要因をどう考えているか。

宮川:SIMのみ契約して短期で乗り換えるというユーザーが一定数いる。獲得がしやすい要因でもあるが解約率を押し上げてもいる。低ARPU層にあたるので決算への影響は小さいが、本来我々が育てたい(長期利用の)ユーザーの利益が獲得インセンティブとしてそちらに流れてしまっているわけなので、手をうちたいとは思っている。SIM単体へのインセンティブをみんなでやめることはできないかと思うが、1社が先駆けてやるというのは勇気がいる。様子をみているが、対処したいとは考えている。

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