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Ryzen 5 9600X & Ryzen 7 9700Xを試す - Zen 5の先駆け、処理性能と電力効率は明確に優秀

マイナビニュース / 2024年8月7日 22時0分

ベンチマーク方法はこちらに準じる。設定は

Quality:Highest
Ray Tracing:Off

とした。XeSSも無効化している。

これまでのテストに比べると気持ち良いくらいに性能差が出たのがこちら。まず結果(グラフ85~87)を見ると2.5Kあたりまで明確にフレームレートが分離している。最高速はRyzen 7 7800X3Dで、これにRyzen 9000の2製品が続く。Ryzen 7 7600XもCore i5-14600Kよりは高速ではあるが、Ryzen 9000シリーズとの差は明確にあり、逆にRyzen 9000の2製品に殆ど差が無いあたりはSingle Thread性能が効果的に効いているということだろう。

フレームレート変動(グラフ88~91)もこれを裏付ける格好である。2Kのケース(グラフ88)で言えば、そもそも40秒あたりまでもグラフが分離している(ここでRyzen 5 7600XのフレームレートがRyzen 9000並の場合とCore i5-14600K並の間を行き来しているのがちょっと面白い)。その後80秒あたりまでは接近するが、その先の120秒あたりまでで描画負荷が軽くなるのか、急にフレームレートがあがるところでは5つのCPU毎に見事にグラフが分離しており、この辺がCPU性能を如実に示していると見てよいかと思う。130秒あたりからまた分離するわけだが、ここもそれなりに性能差が示されていると思う。

2.5Kはもう少し差が小さくなっているが、それでもCPU性能の差は明白である。

一言書いておけば、平均フレームレートが一番低いCore i5-14600Kでも普通にプレイするには十分な性能が出ているのは間違いない。あくまでもその上での性能比較である。
○◆Tom Clancy's The Division 2(グラフ92~98)

Tom Clancy's The Division 2
Ubisoft
https://www.ubisoft.co.jp/division2/

ベンチマーク方法はこちらの"Tom Clancy's The Division 2"に準ずる。設定は

品質:ウルトラ

とした。

久々のThe Division 2であるが、結果(グラフ92~94)を見ると性能差が明確に出るのはまぁ2Kのみといった感じである。Core i5-14600Kなど、ほぼ2Kと2.5Kが同じフレームレート、というあたりは判りやすい。で、ここではRyzen 7 9700KがRyzen 7 7800X3Dを抜いてトップに立っているという珍しい構図であり、そのRyzen 7 7800X3DにRyzen 5 9600Xが肉薄しているあたりもかなり興味深い。Ryzen 5 7600Xとは10fps以上の差があるから、これは間違いなく大きな違いとして良いかと思う。

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