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Ryzen 5 9600X & Ryzen 7 9700Xを試す - Zen 5の先駆け、処理性能と電力効率は明確に優秀

マイナビニュース / 2024年8月7日 22時0分

●ゲームベンチマーク総評
○◆ゲームベンチマーク総評(グラフ106)

ということで合計13タイトルのゲームベンチマークの結果をまとめたのがこちら。2Kにおける平均フレームレートについて、Ryzen 5 7600Xを100%とした場合の相対性能を示してみた。一番最後に幾何平均を示しているが、やはり圧倒的なのがRyzen 7 7800X3Dなのはまぁ判っていた事だが、Ryzen 7 9700Xもかなり近い値をしめしており、結構ゲームに有効である。そしてRyzen 5 9600Xも悪くない結果となっている。3D V-Cache無しでここまで性能が向上するなら、将来出るであろう3D V-Cache版のRyzen 9000シリーズは期待できそうである。

●RMMT / Sandra
○◆RMMT 1.1(グラフ107~108)

Sandraの前にRMMTの結果を。今回は3D V-Cache搭載のRyzen 7 7800X3Dが混じっている関係で、テストサイズは80MB(81920KB)にした。これでも1 ThreadだとL3に収まってしまうのだが、これ以上大きくするとRMMTの方が異常動作をするケースがあるので、まぁ仕方がない。

そんな訳でまずRead(グラフ106)だが、3 Thread辺りまではRyzen 9000シリーズの帯域は少し高めに推移している。4 Threadあたりでメモリコントローラ側がボトルネックになるのかほぼRyzen 5 7600Xと同じ辺りに収束するのはまぁ仕方ないことだろう(この辺はIODのUpdateが無いから当然ではある)。

一方のWrite、こちらはむしろRyzen 9000シリーズがRyzen 5 7600Xよりも低めに推移するというちょっと良く判らない状況だが、Ryzen 5 9600X/Ryzen 7 9700Xの両方がほぼ同じスコアを出しているところを見る限り、これがZen 5コアの特性ということなのだろう。あるいはWriteよりもReadを優先するアルゴリズムを入れた、ということなのかもしれない。
○◆Sandra 20/21 31.139(ダイジェスト)(グラフ109~135)

Sandra 20/21 31.139
SiSoftware
https://www.sisoftware.co.uk/

なんか最近Updateが全くないSandra。トップページの最後の話題も2023年10月30日だし、今回利用した31.139もリリース日は2023年12月30日と結構古い。今回もいくつかのテストは動かないとか、結果がおかしい(DirectX 10でのVideo Memory Benchmarkが明らかに結果がでたらめになっている)のに修正がなされていないなど、ちょっと色々不都合も出て来ている。他にSandraの代替になるようなMicrobenchmarkが無いだけに、もう少し何とかしてもらいたいところである。

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