1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. パソコン

Ryzen 5 9600X & Ryzen 7 9700Xを試す - Zen 5の先駆け、処理性能と電力効率は明確に優秀

マイナビニュース / 2024年8月7日 22時0分

フレームレート変動を見ても、2K(グラフ95)では、差は大きくないとは言えほぼベンチマーク全体を通してグラフが分離しており、この辺で性能差は明白である。面白いと言えば、前半はRyzen 7 9700Xが、後半はRyzen 7 7800X3Dがそれぞれ優勢であるが、トータルするとRyzen 7 9700Xの方が上という構図になっている事だ。無条件でRyzen 7 9700XがRyzen 7 7800X3Dを上回っている訳ではない、というあたりは3D V-Cacheが依然として有利なシーンがあるという話でもある。ただ2.5K~4K(グラフ96~98)は次第に1本の線に収束してゆくあたりは実に判りやすい。
○◆Watch Dogs:Legion(グラフ99~105)

Watch Dogs:Legion
Ubisoft
https://www.ubisoft.co.jp/wdlegion/

ベンチマーク方法はこちらの"Watch Dogs:Legion"に準ずる。ちなみに設定は

Quality:Very High
RT Reflection:Off

とした。

ということでベンチマークの最後はこちら。このテスト、Ryzen 7 7800X3D(やRyzen 9 7950X3D)では異様にフレームレートが伸びるというのは過去に実証済であり、結果(グラフ99~101)を見ると今回もRyzen 7 7800X3Dが圧倒的なフレームレートを示しているが、それはともかくとしてRyzen 7 9700Xがかなり健闘しているのも特徴的である。逆にRyzen 5 9600XはRyzen 5 7600Xと大差ない(一応フレームレートで言えば1fpsほどの向上はある)あたりは、コアの数も関係してくるのかもしれない(それにしてはCore i5-14600Kが伸びないのが気になるが)。一応3KあたりまではCPUによる性能の差があるあたりは、CPUがボトルネックになりやすいテストではある。もっともこれは描画オプションをVery Highに落としているから、という面もありそうだが。

フレームレート変動(グラフ102~105)を見ると、例えば2K(グラフ102)でRyzen 7 7800X3Dはもう他と完全に分離している。Ryzen 7 9700Xは、Ryzen 5 7600X/Ryzen 5 9600Xと絡んでるシーン(50~70秒あたり)もある一行、0~50秒では明確にグラフが分離するなど、それなりに性能の違いが効いている部分もある事を示しており、この辺はコアの数が何かしら影響しているのかもしれない。4K(グラフ105)では見事に1本の線となるが、その手前の3K(グラフ104)だと0~30秒あたりと80~90秒あたりは明確に分離しており、描画負荷が軽いところではCPU性能が結構効きやすい事が伺い知れる。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください