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なぜ興味のある動画ばかり流れる? ショート動画「TikTok」怖いぐらいの工夫

マイナビニュース / 2024年8月15日 22時0分

画像提供:マイナビニュース

老若男女問わずハマってしまうスマホ動画。昨今は特に、TikTok(ティックトック)をはじめとしたショート動画サービスの人気が高まっています。よく「TikTokは気持ち悪いぐらいこちらの見たいものを出してくる」「興味のある動画ばかり流れるので中毒になる」と言われますが、その背後には思わず怖くなってしまうほどの巧みな工夫が込められていました。

本稿は『深掘り! IT時事ニュース 読み方・基本が面白いほどよくわかる本』(技術評論社刊)より、内容の一部を抜粋・編集したものです。

ショート動画ブームで各社参入

ネット動画は、長らくYouTubeの一強が続いていましたが、2010年代後半からショート動画SNSのTikTokが大きく伸びてきました。2016年にサービスを開始したTikTokは、わずか5年で世界の月間利用者が10億人を突破。世界最大のSNSであるFacebook(フェイスブック)ですら、10億人突破には約9年かかっていますから、異例なほどのハイペースでTikTokが普及しているのです。

日本でも、月間利用者数は1700万人(2021年8月)を突破し、10代・20代を中心とした若年層が多く利用しています。若年層ではYouTubeより利用時間が長い、という統計もあります。それを受け、後述するようにTikTokでの事件・トラブルも増えてきました。

では、なぜTikTokがここまで人気を集めるのでしょうか。まずは、最大の特徴である「ショート動画」であること。短い動画をパッパッと切り替えて楽しめるため、暇つぶしとして最適です。ユーザーが興味のあるジャンルの動画が次々と表示される仕組みも優れています。

投稿できる動画は、当初15秒もしくは30秒の動画に限られていましたが、現在では10分までの動画を投稿できるようになりました。テレビ局や新聞社が参入するなど、メディアとしても進化してきました。

TikTokの成功を真似しようと、各社がショート動画サービスを始めています。以下の表に、代表的なショート動画アプリをまとめました。Instagram(インスタグラム)は「リール」としてショート動画を2020年8月にスタート。通常の投稿とは別のタブで、ショート動画だけを楽しめるようになっています。デザインや操作性はTikTokを意識して作られており、ライバル視していることがよく分かります。

YouTubeも「YouTubeショート」を2021年7月にスタートしています。TikTokと同じように縦動画を縦スクロールで見ていくUIです。収益化(投稿者にお金が入る仕組み)もされており、人気ユーチューバーもショート動画を投稿しています。

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