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38歳バリキャリ女子の「卵子凍結」 - 突きつけられた厳しい現実、その先に見えたもの

マイナビニュース / 2024年9月7日 10時30分

画像提供:マイナビニュース

近年、「卵子凍結」の言葉を耳にする機会が増えたのではないでしょうか。卵子凍結は、加齢などの影響で機能が低下する前の卵子を採取し、妊娠・出産を希望するタイミングまで凍結保存しておくことを指します。

東京都の助成金をはじめ、企業の福利厚生、芸能人による卵子凍結など昨今関心を集めていますが、正直、イメージがしづらいことも。

そこで今回は、自身の卵子凍結を書籍『38歳、卵子凍結のリアル』(Kindle刊)でも伝えている寺西藍子さんにお話を伺いました。広告代理店で働いていた寺西さんは、2020年にブランディングや新規事業開発支援を行うindigo社を立ち上げました。

同社の経営と並行して行った卵子凍結。寺西さんが当初思い描いていたものとは違ったといいますが、どんなことがあったのでしょうか。卵子凍結のリアルをここではひも解いていきます。
卵子凍結のきっかけ

――お話を聞く前に、実名を出して本を出されていたり、このように取材を受けてくださる理由を伺ってもいいですか?

(実名を出すことに)もちろん悩みました。「本名は時代的にやめたほうがいいのでは? (もし子どもができたら)子どものことまで言ってくる古い風潮があるから」と心配してくれた方もいました。それでもやっぱり"リアルを出したい"と思いました。そのためには、顔が見える、名前がわかる方がいいと思ったので実名を出すことを決心しました。

――不安もあった中で、取材を受けてくださりありがとうございます。では早速ですが、卵子凍結のきっかけから教えていただけないでしょうか

やるかどうかを考えたのが35歳のときです。起業したタイミングでAMH検査(卵巣の中に卵子がどれくらい残っているかを調べるための検査)をして、卵子凍結という選択肢を認識しました。ただ、当時はコロナ禍のタイミングだったので、ワクチンの影響や金銭面を考慮してやりませんでした。

その後、37歳を迎えるタイミングで仲のよい先輩から「卵子凍結するって言っていたよね」と尋ねられたのが大きなきっかけです。"言っていたのにやっていない!"と思い立ち、調べてみると、病院によっては40歳以上になったら(卵子凍結が)できない可能性があるというのを知りました。

すごく子どもがほしかったわけではないですが、可能性をつぶすのはなんとなく嫌だなという気持ちがあり、決めました。
苦労した情報収集

――可能性を残しておくために卵子凍結を決心したのですね。では、どのように情報収集や病院探しを行ったのでしょうか?

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