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38歳バリキャリ女子の「卵子凍結」 - 突きつけられた厳しい現実、その先に見えたもの

マイナビニュース / 2024年9月7日 10時30分

本を買って読みました。当時、ネットを検索すると病院が出している情報や個人のブログが多かったんです。ただ、そこには"卵子凍結をやるべきだ"の情報しかない。じゃあやらないっていう選択肢をした人がいるのか、いくらぐらいかかるのかなどの情報は本から得ました。そのほか、卵子凍結を行った知人の話も参考にしましたね。

大前提ですが、私はやりたいなと思ったらやればいいと思いますし、調べてやらないというのも一つの選択肢だと思っています。

――では、病院を決めるにあたって重視したポイントは?

私が病院を決める際に重視したのは、「実績」と「卵子をきちんと輸送・保管」してくれるかどうかです。これまでどれだけ卵子凍結を行ったのかの実績、そして、遺伝子は究極の個人情報ですので、それをきちんと管理してもらえるかは私にとって重要でした。
卵子凍結を周囲に伝えたら…?

――情報や病院を決定したあと、周囲の方へ卵子凍結をすることを伝えたのでしょうか?

センシティブな話ですが、自分が本当に尊敬する人や仲の良い人に対しては、男女問わず話していました。良い悪いじゃなくて、知ってもらいたいと考えていたのかな、と今になって思います。

――どのように伝えたのですか?

(卵子凍結の過程で打つ)注射などによって感情の起伏が激しくなるなど、仕事に影響も出る可能性があったので、そのことを伝えつつ「迷惑をかけてしまったらごめんね」と事前に伝えていました。

――周囲の反応は?

「早いね」とか「時代だね」とか言われましたが、否定的なことはそこまで言われませんでした。

――それは自分を安心させてくれたのではないでしょうか?

そう言われてみたらそうかもしれないですが、もはや自分がすると決めていたので、"迷惑をかけないように"といった想いの方が強かったですね。"賛同して"というつもりは一切なかったので、自分は自分。割り切ってお伝えしました。
仕事と卵子凍結の両立は難しい?

――次に、寺西さんの卵子凍結スケジュールを教えてください

卵子凍結を受けるあたって、初めにAMH検査や血液検査が必要になります。そこでできることがわかったら、月経周期にあわせて診察と検査をします。

この月経周期で手術ができるかを確認し、可能だとわかった場合は、排卵誘発剤(卵子を一定数確保するために使う、卵巣に刺激を与える薬)のスケジュールを調整します。その後、手術をし、採卵。後日、検査結果のヒアリングを行うといった流れで、初期の検査もあわせて合計7回通院しました。

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