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【決算深読み】ソニーの2024年Q1決算はゲームと映像が好調牽引、通期計画も早々の上方修正

マイナビニュース / 2024年8月8日 16時32分

ゲーム&ネットワークサービス(G&NS)分野の売上高は前年同期比12%増の8649億円、営業利益は33%増の652億円、調整後OIBDAは26%増の957億円となった。

ソニーグループ 執行役員 経営企画管理担当の松岡直美氏は、「G&NSでは新体制のもと、アクティブユーザー数とユーザーエンゲージメントの着実な維持、拡大を重視する施策を展開している。PS(プレイステーション)プラットフォームのさらなる強化と、安定した収益基盤の確立を進めている。また、ヒット作の安定的、継続的なリリースに向け、開発スケジュール管理の強化や、開発プロジェクトの最適化を推進している」と述べた。

第1四半期は、ハードウェアの減収はあったものの、ファーストパーティソフトウェアの販売増加、プレイステーションプラスを中心としたネットワークサービスの増収などが貢献。大幅な増収増益になった。

ライブサービスゲーム「HELLDIVERS 2」が、5月時点の想定を上回る勢いで推移しているほか、PC版の「Ghost of Tsushima」や、拡張版の「Destiny 2 : The Final Shape」が収益に貢献。8月には、ライブサービスゲームの「Concord」のほか、9月には「ASTRO BOT」や「God of War Ragnarök」を発売する予定であり、事業拡大に弾みをつける考えだ。さらに、プレイステーションプラスでは上位サービスへの利用シフトが進展していることも収益に貢献しているという。

ネットワークサービスは、前年同期比13%増(ドルベース)という成長を達成。2024年6⽉のプレイステーション全体の月間アクティブユーザー数は、前年同期比7%増の1億1600万アカウントなり、6月としては過去最高となった。総プレイ時間も前年同期比8%増となっている。

「拡大したPS5のインストールベースと、堅調なフランチャイズソフトウェアの貢献などにより、大型タイトルの発売が無くても高い水準を維持した」と振り返った。

PS5の販売台数は240万台となり、前年同期の330万台からは大きく減少している。

2024年度通期見通しは、売上高は前回公表値から1200億円増加し、前年比1%増の4兆3200億円とし、増益予想に修正。営業利益は100億円増加し、同10%増の3200億円、調整後OIBDAは200億円増加の同8%増の4400億円とした。

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