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大河原克行のNewsInsight 第314回 日立GLSがサステナブル経営を本格化、家電と空調を通じて社会課題の解決へ貢献

マイナビニュース / 2024年8月8日 17時38分

2つめの「DEI」については、多様で公平な社会への貢献として、「誰もが使いやすい製品やサービスを提供。QoL向上や日々の家事に楽しさを提供し、一人ひとりに笑顔がある暮らしを提案する」とし、「社会にハピネスを届ける商品づくり」や、DEIの推進をベースにした「次世代人財育成」に取り組む。

「社会にハピネスを届ける商品づくり」では、「ARおそうじ」を提供。人気ゲームソフトのように、画面に表示された床の部分を色で塗りつぶすように掃除をすることで、楽しく掃除機を利用したり、家事サポートアプリ「ハピネスアップ」では、地域の天気情報と連動し、洗濯指数を表示して、最適な洗濯を支援。冷蔵庫カメラでは、家族が冷蔵庫に収納されている食材の情報をスマホで共有するといった使い方提案も行う。さらに、カリモクとのパートナーシップによる家具と融合した提案も行っている。

一方、労働力不足への対応として、空調ソリューション「exiida遠隔監視・予兆診断」を活用することで、冷凍機器や空調機器の24時間365日の監視を実現。管理者の手間を減らし、空調インフラの安定稼働をサポートしていることをあげた。

そのほか、次世代モジュール型CPCにより、再生医療の現場を支援。クリニックなどでも再生医療が行える環境構築を支援している事例も示した。

また、「イノベーションを生む多様な組織」への取り組みとして、社内における女性活躍の推進、女性管理職によるメンタリング制度の導入、部署をまたいだ女性交流会などを行っていることにも言及。大隅社長 CEOは、「DEIが会社の強さを作ると考えている。そのための文化の改革が必要であり、DEIに関する幹部によるメッセージや、男性の育休取得の促進とともに、育休を取得した社員によるトークセッションの配信、部長以上を対象としたDEI研修なども実施していく」と述べた。

さらに、日立GLSでは、部門の垣根を超えたERG(Employee Resource Group)活動を推進するための仕掛けを用意。新製品の設計や商品企画の担当者がこだわりを語り、業務上、接点がない社員同士でも語り合うことができる「ハピネス屋さんの語り場」、専門知識などを持った社員が講師となって独自に講座を開設する「GLSユニバーシティ」および「GLSサポーターズ」、10年後の未来の製品、サービスを自由に発想する「アイデアワークショップ」などの取り組みも行っているという。

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