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日本IBM、全社的なAI本格活用を支援する「デジタル変革のためのAIソリューション」

マイナビニュース / 2024年8月8日 18時35分

田村氏は、その具体例としてAI活用組織成熟度アセスメントによる現状の可視化、各業界・業務にわたる生成AI事例・知見DBを備える業務分析ツール「CMB.ai」、同社での実践にもとづくAIガバナンスの利活用への組み込みを挙げた。

企業における全社横断でのビジネス価値創出に向けて、IBMでグローバルに蓄積された各業界・業務のAI知見を活用し、部門横断的な事業価値創出に繋がる重点領域の特定、技術進化を見据えたAI活用方針策定、本格活用におけるリスクを統制するためのガバナンス体制の確立など、「攻め」と「守り」の両面における全社の戦略・組織・プロセス・人材を共創するという。

田村氏は「ツール・メソドロジーを使いながら戦略・方針の策定、『IBM Garage』でアプリケーションを実験することと並行しながら、AI活用組織のプロセスや体制を整備をはじめ、本格的に活用するまでエンドツーエンドで支援していく」と説く。
ビジネス変革のためのAI

ビジネス変革のためのAIは、業界固有のプロセスに特化したAIソリューションに加え、製品・サービス、顧客接点、ビジネスプロセス最適化、人材管理、サプライチェーン、日常業務といった主要なユースケースに最適化されたAIソリューションを提供する。

インダストリーのためのAIは金融・製造・流通・通信・公益・公共・医療など、さまざまな業界に特化したAI、製品・サービスのためのAIは自社製品・サービスの新規開発・改善を効率的かつ効果的に実施するためのAI、製品・サービスそのものに組み込むAIとなる。

また、顧客接点のためのAIは企業のあらゆる顧客接点を変革するAIとして、セールスのためのAI、マーケティングのためのAI、CRMのためのAIなどを包含し、ビジネスプロセス最適化のためのAIは経理財務・人事・購買などの人が行う業務の高度化・自動化を通じて、業務・サービスの生産性、品質、価値の向上を実現するAIとして位置づけている。

さらに、人材管理のためのAIは点在する人材データを活用した、従業員体験の向上や人的資本の活用効率最大化のためのAI、サプライチェーンのためのAIはサプライチェーンにおける業務・部門間の連携や調整業務、複数担当者の合意などの意思決定を含む幅広い業務の自動化、高度化、効率化を実現するAI、日常業務のためのAIは文書作成や大量文書の分析・要約から、コード生成などの専門スキルを要する作業まで、社員の業務生産性の向上、付加価値創出を実現するAIとしている。

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