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ASUS「Vivobook S 16 M5606WA」レビュー。Copilot+準拠性能なのに未認定、シンプルにRyzen AI 9 HX 370が強力

マイナビニュース / 2024年8月21日 8時11分

つまり、Ryzen AI 300シリーズを搭載し、Copilot+ PCのハードウェア要件を満たしているとしても、マイクロソフトの検証が終わらない限りCopilot+ PCとしては認められない、というわけだ。

ハードウェア要件を満たしているにも関わらずCopilot+ PCとして認められないというのは、なんとも奇妙な話だ。とはいえ、今後検証が完了すればCopilot+ PCとして認定され、Copilot+ PCのAI関連機能が利用できるようになるので、その点は心配無用と考えていいだろう。

このように、M5606WA現時点でCopilot+ PCではないかもしれないが、ひとつSnapdragon搭載のCopilot+ PCに対する優位点がある。それは、アプリの互換性問題が一切存在しない、という点だ。

Snapdragon搭載のCopilot+ PCでは、搭載プロセッサーがArmプロセッサーベースということもあって、x86/x64ベースのアプリは「Prism」というエミュレータを通して動作させるようになっているため、どうしても正常に動作しないアプリが存在する。

しかしRyzen AI 9 HX 370はそもそもx64ベースのプロセッサーなので、そういった互換性問題が発生することなく、既存アプリも基本的に問題なく利用できる。業務でx86/x64ベースの独自アプリを利用する必要がある場合など、互換性を気にせず利用できるという点は、大きな利点となるはずだ。
Vivobookシリーズ同様すっきりデザインの本体

M5606WAがCopilot+ PCかどうかについてはひとまず置いておき、ここからは通常のノートPCとしてM5606WAを見ていくことにする。

本体デザインは、Vivobookシリーズらしいシンプルなものとなっている。今回の試用機はカラーがブラックだったため、非常に重厚な印象もあるが、天板にASUS Vivobookのロゴがある以外に目立つ装飾は一切ない。また、直線的なデザインを採用していることもあって、全体的にすっきりとした印象を受ける。

サイズは353.6×246.9×13.9~15.9mm。ディスプレイサイズが16型ということもあって、フットプリントは比較的大きいが、ディスプレイ周囲4辺とも狭額ベゼル仕様となっているため、16型ノートPCとして考えるとなかなかコンパクト。そしてなにより高さが13.9~15.9mmと16mmを切る薄さを実現している点も大きな魅力だ。

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