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ASUS「Vivobook S 16 M5606WA」レビュー。Copilot+準拠性能なのに未認定、シンプルにRyzen AI 9 HX 370が強力

マイナビニュース / 2024年8月21日 8時11分

キーボードはVivobook Sシリーズ同等

キーボードは、Vivobookシリーズに搭載されているキーボードとほぼ同等のものとなっている。配列は日本語で、キーの間隔が開いたアイソレーションタイプ。本体サイズが大きいためテンキーも搭載している。主要キーのキーピッチは19mmフルピッチで、ストロークも2mほどの深さがある。キータッチは適度な硬さで、クリック感もしっかり感じられるので、打鍵感も良好だ。

ただ、他のVivobookシリーズのキーボードも同様だが、英語配列をベースとして一部キーを分割するなどして日本語化している。分割キーは隣のキーとの隙間が狭く、間違って押す可能性が高いこともあって、少々残念だ。とはいえ、慣れれば問題なくタッチタイプも可能だろう。

標準でキーボードバックライトを搭載しているが、このバックライトはフルカラーで発色を選べる点は面白い。ゲーミングキーボードのようにキーごとに発色を変えられるわけではないが、気分に合わせてバックライトの発色を変えられることで、PCにも個性を求める人にとって嬉しい部分となりそうだ。

ポインティングデバイスは、クリックボタン一体型のタッチパッドを搭載。サイズが非常に大きく、ジェスチャー操作も非常にやりやすい。キーボードのホームポジションに合わせて搭載している点も、扱いやすい部分だ。この他、パッド左端の上下スライドでボリューム調節、右端の上下スライドでディスプレイの明るさ調節が行える点も便利だ。

ASUS独自AIアプリ「StoryCube」を搭載

冒頭にも紹介したように、8月頭時点ではM5606WAは、ハードウェア要件は満たしているもののCopilot+ PCとして認定されていない。そのため、8月頭の時点でまだ実装されていない「リコール」はともかく、画像生成機能「コクリエイター」や「イメージクリエーター/リスタイル」、カメラで撮影した映像に効果を加える「Windows Studio エフェクト」など、Copilot+ PCで利用できるAI関連機能も利用できない状態となっている。

これらAI機能は、Ryzen AI 300シリーズ搭載PCがCopilot+ PCとして認定された後に利用可能になるはずだが、現時点で利用できないのはかなり残念だ。とはいえ、今後も利用できないというわけではないため、大きく悲観する必要はないだろう。

それの代わりというわけではないものの、M5606WAにはASUS独自のAIアプリが搭載されている。それが「StoryCube」だ。StoryCubeは、Snapdragon X Elite搭載のCopilot+ PC「Vivobook S 15 S5507QA」にも搭載されている、AIで写真を管理するアプリだ。AIで写っている人物やシチュエーションを解析し、自動で分類してくるというもので、膨大な写真も簡単に管理できる。

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