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ASUS「Vivobook S 16 M5606WA」レビュー。Copilot+準拠性能なのに未認定、シンプルにRyzen AI 9 HX 370が強力

マイナビニュース / 2024年8月21日 8時11分

現時点でStoryCubeは、AI処理にRyzen AI 9 HX 370のNPUを利用していないようだ。ASUSはAIをより身近に活用してもらいたいとの考えから、独自AIアプリを用意しているそうで、NPUを活用したAIアプリについても積極的に展開する計画とのことだ。現在AIといえば生成AIが特にもてはやされているが、それ以外にもAIが活躍する場面は多く、独自AIアプリなど積極的なAI活用でユーザーの利便性向上を目指しているASUSの姿勢は好印象だ。

Ryzen AI 9 HX 370のパフォーマンスはかなり優れる

では、ベンチマークテストの結果を見ていこう。まずはじめにPCMark 10の結果だが、なかなかの高スコアが得られた。Core Ultra搭載PCはもちろん、第13世代Core i7搭載PCの結果などと比較しても優れたスコアが得られていることから、Ryzen AI 9 HX 370の性能の高さがよくわかる。

同様にCINEBENCH R23の結果もCore Ultra搭載PCの結果を大きく凌駕しており、Ryzen AI 9 HX 370の処理能力の高さがよくわかる。12コア24スレッド処理対応ということで、マルチスレッド処理能力が優れるのはもちろんだが、シングルコア性能も申し分なく、映像処理などの高負荷な作業を行う場合でもパフォーマンスで不満を感じることはなさそうだ。

そして、3DMarkの結果もかなりの高スコアだった。Ryzenシリーズは、そもそも優れた描画性能を備えるグラフィックス機能を統合している点が大きな魅力だが、Ryzen AI 300シリーズでは「RDNA 3.5」世代の「Radeon 800M」シリーズを統合し、描画能力をさらに強化している。3DMarkの結果が優れていたのはそのためだが、これだけのスコアなら3Dゲームも十分快適にプレイできるはずで、大きな魅力となるだろう。

もともとRyzenシリーズの内蔵グラフィックス機能は優れた描画能力に定評があるが、Ryzen AI 9 HX 370は進化したグラフィックス機能を内蔵しており、3D描画性能も申し分ない。

最後にバッテリー駆動時間だ。M5606WAの公称の駆動時間は、動画再生時で約7.2時間、アイドル時で約11時間(JEITA測定法3.0での数字)となっている。そして、PCMark 10に用意されているバッテリーテスト「PCMark 10 Battery Profile」の「Modern Office」を利用し、ディスプレイ輝度50%、キーボードバックライトオフの状態で検証してみたところ、10時間46分を記録した。

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