【イベントレポート】“高専の練習船”で一泊二日の船旅!「船がもっと好きになった」と子どもも大満足
マイナビニュース / 2024年8月16日 16時20分
夏休みの思い出は色褪せない。特に子ども時代の記憶ならなおさらだ。
海事産業の未来を紡ぐべく、「小中学生のための大島丸体験航海」が8月10日に実施された(主催:海洋立国懇話会、山口県内航海運組合、共催:大島商船高等専門学校、日本内航海運組合総連合会)。
山口県下関市から周防大島町を目指す一泊二日の船旅で、全国から12組24名の親子が参加。船は大島商船高等専門学校が所有する練習船「大島丸」を使用した。当然、一般の人が高専の練習船に乗る機会などそうそうない。
ということで、今回はワクワク感と特別感に満ちた超貴重な航海の一部始終を公開!
○▼最新型の練習船「大島丸」に乗り込んで出港〜!
昨年からスタートした「小中学生のための大島丸体験航海」。応募資格は小学4年生から中学3年生(子供1人、保護者1人のペア)で、イベント自体は「人手不足が深刻な内航・外航船員の確保」に向けた施策の一環として企画された。まずは船員という素敵な仕事が存在することを子どもたちに知ってもらおう、というワケである。
さっそくタイムスケジュールに沿ってその内容を見ていこう。
○【12:45〜】下関港に集合!
8月10日12時45分、参加者たちは下関港の岬之町ふ頭に集合。時間ピッタリに到着したのに、どこにも人影がない。「まさか場所を間違えたか」と肝を冷やしたが、なんとほぼ全員が予定よりかなり早く大島丸に乗り込み、受付を済ませていたらしい。このイベントに対する期待値の高さがうかがえる。
出港前に大島丸と関門海峡のランドマーク「海峡ゆめタワー」をバックに集合写真をパチリ!
○【13:00〜】開会式〜居室整理!
船内に戻り、まずは学生ホールで開会式。主催者を代表して海洋立懇話会の森隆行理事が登壇した。
森理事は「日本の貿易の99%以上が船で行われている」と重要性を説明したうえで、「聞いただけだと忘れやすく、見ただけだとちょっとしか覚えられない。でも、体験したことはなかなか忘れないものです。この一泊二日でぜひ海や船のことを知っていただき、楽しい思い出を作ってください。そして、みなさんが大きくなったときに、船や海に携わる仕事に就いていただけるととても嬉しく思います」と期待を口にした。
続いては各々、居室整理とボンクメイク(ベッドメイク)に取り掛かる。居室はこんな感じでめちゃくちゃ綺麗〜! 普段は学生居室として使われているようだが、今回は2家族4人でルームシェアして使用することにいなっている。
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