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リメイク版『SILENT HILL 2』を4時間プレイ! サイコロジカルホラーの傑作はどう生まれ変わった?

マイナビニュース / 2024年8月21日 16時0分

ちなみに『SILENT HILL 2』は、第1作と物語の舞台が共通するものの、「2」のみで独立して楽しめるストーリーなので、1作目未プレイでも全く問題ない。

試遊会のオープニングでは、シリーズプロデューサーの岡本基氏、コンセプトアーティストの伊藤暢達氏、コンポーザーの山岡晃氏、開発会社であるBloober Teamといった主要制作陣が壇上に並び、改めてリメイクの見どころについての紹介が行われた。

リメイクでは、グラフィックやサウンドが進化しただけでなく、フェイシャルモーションキャプチャーによる感情表現豊かなカットシーン、ドッジ(避ける)、射撃エイム(狙う)といったシステムを追加。さらに、探索エリアが拡張されたほか、いくつかのエンディングも追加実装される。カメラは、オリジナルの見下ろし視点から、キャラクターの目線に近い肩越し視点に変更された。

なかでも、原作プレイ済みの筆者が驚いたのは、エンディングの追加だ。ストーリーが高く評価されている本作だけに、エンディングはストーリー全体の印象を大きく左右する重要な要素。20数年ぶりの「新解釈」がかなり気になるが、今回の試遊ではもちろん確認できない。製品発売が待ち遠しくなる。

シリーズの再始動を担う本作について、プロデューサーの岡本氏は「自信を持ってお送りできるクオリティ」と太鼓判。「ぜひ本作をプレイしていただき、シリーズを支えるファンの皆様に、今後展開するシリーズ作品のクオリティについても安心していただければ」と語った。これはかなりの期待ができそうだ。

では、実際にどのように生まれ変わったのか。街の探索、戦闘、謎解きなど、試遊でわかったことを詳しく見ていこう。

霧の街に深く潜り込むような没入感がすごい新生『SILENT HILL 2』

物語は、3年前に妻・メアリーを病気でなくした主人公・ジェイムスのモノローグで幕を開ける。死んだはずの妻から届いた、ありえないはずの手紙に誘われ、ジェイムスはかつて妻と訪れた思い出の土地「サイレントヒル」に向かう。

冒頭のシークエンスで、物悲しさと心地よさが同居するBGMが流れる。原作でも印象的だった音楽だ。グラフィックもサウンドも、PS2時代から新しく生まれ変わっているにもかかわらず、湖を見下ろし、街へと歩き出すまでの流れは、まさしくあの『SILENT HILL 2』である。

車を降りたあとは、サイレントヒルまで徒歩移動。原作では、街に着くまで延々と長い道を歩くのだが、今作には、ちょっとしたチュートリアルや寄り道が用意されていて、飽きない工夫が施されていた。一方で、霧が深まるなか、徐々に街へと潜り込むような、サイレントヒルらしい体験も損なわれていない。冒頭からバランスの取れた調整が感じられる。

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