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リメイク版『SILENT HILL 2』を4時間プレイ! サイコロジカルホラーの傑作はどう生まれ変わった?

マイナビニュース / 2024年8月21日 16時0分

到着した「サイレントヒル」は濃霧に包まれており、まるでゴーストタウンだ。街を覆う霧の表現は圧倒されるほど見事で、プレイヤーとしては帰りたくなるほど陰鬱な雰囲気を醸し出している。

しかも、屋内は明暗のメリハリがあって、暗がりが本当に怖い! 道中で手に入れた携帯ライトは、闇を照らすのはもちろん、地図を見るのにも必要だが、使用中はクリーチャーに気づかれやすくなるリスクもある。とはいえ、屋内の探索に明かりは必要不可欠。破壊可能な壁を見つけなければ進めないこともあるので、クリーチャーとの戦闘を覚悟してでも明かりは灯したほうがいいだろう。

なお、探索で役立つ新要素として、「ガラス破壊」がある。武器となる角材を手に入れれば、放置された車や一部の建物で窓ガラスを割ることができるため、やろうと思えば、パトカーの車上荒らしも可能。攻略に関係なさそうでも、回復アイテムや弾薬、住人のメモなどが手に入ることもあるので、壊して回るのもいいかもしれない。

クリーチャーとの戦闘はあれど、バトルゲームではない

サイレントヒルでは住民が見当たらない代わりに、異形のクリーチャーが道を阻む。ときには勇気をもって戦わなければならないときがある。

実は、原作のバトルは退屈と評されることが多い。開発陣もそのことは把握していたらしく、試遊前のトークではテコ入れを行った旨の説明があった。

一方で、ユーザーのなかには原作の演出意図を汲み取って、バトルに力点が置かれていない点を『SILENT HILL 2』らしさと捉える向きもあった。そのため、トレーラーで近接武器とハンドガンを巧みに使い分けて戦う主人公の姿を見た一部のファンからは、ゲームのテイストが変わってしまったのではないかという懸念が吹き上がった。

このような経緯もあってのことだろうか。試遊前にはコンセプトアーティストである伊藤氏が「バトルゲームではない」と強調する場面があった。

実際にプレイしてみるとどうだろう。まず、追加アクションである回避が重要な役割を果たすのは間違いなさそうだ。最初に遭遇するクリーチャー「ライングフィギュア」でも危険な攻撃を仕掛けてくるため、一方的に殴って打ち倒すのは難しく、予備動作を見て避けないと、難易度ノーマルでもあっという間に体力がなくなる。

反対に、回避のゴリ押しで進めるかというと、そうでもない。回避アクションは連打することもできるが、プレイヤーが攻撃する際にはどうしても隙が生まれるため、敵のノックバック(ひるみ)を発生させていなければ、被ダメージリスクは高まる。また、複数の敵に囲まれると回避を連打したとしても逃げ切るのは難しい。

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